長期陽転の判断はまだできない。

まず、週足チャートの方ですが、5週間の上昇となりました。通常はあっても、あと1週の上昇というのが経験則ですが、5週で頭打ちとなることもありますから、日柄的にはそろそろ限界域で、反対への動きが出る可能性を想定して対処しなくてはなりません。

次に、月足チャートの方ですが、保合の上限に11月末で達しています。ちなみに、この保合の決まった定義はありませんから、見た目で判断するというお粗末なものになっていますが、保合のしっかりした定義は、今後の研究課題となるでしょう。さて、その保合ですが、7月から始まり、11月末日で、9・10月に買った人はすべて利益にはなっていますが、7・8月で買った人はすべての人が利益になっていませんでした。保合から脱して、上昇トレンドに移るには例外もあるのですが、買ったすべての人が利益になっている期間は、5ヶ月は必要であるというのが、個人的考えです。

ですから、今月(赤の罫線で示した部分)の12月末日で11月の高値を越えてくれば、恐らく月足での上昇トレンド、すなわち、長期上昇トレンドに乗ったと考えて、中長期売買における買い方としてエントリー(参入)の判断をしても良いのでは?と考えています。

しかし、11月末現在で、3ヶ月分の買い方がすべて利益になっただけで(3ヶ月で陽転する場合もままありますが、確実性が薄いです。)、少々不足気味だったのと、11月末現在で25日騰落レシオが加熱圏に近づいていましたので、11月末時点で中長期陽転の判断は難しいと考えました。

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