国難。

戻りは2週目に入りました。来週も戻りが継続する可能性は高いですが、かなり戻っていることもあって、これ以上の大きな戻りがある可能性は徐々に低くなっていると思います。また、来週は今月の月足の決定がなされる週に当たりますから、その結果によっては、売り方にはなる可能性はあります。

(雑感)瓦礫の山と化した被災地。いち早く復興しようとする力強い人々。一方で、取り残される避難者もいるだろう。首都圏などでは、ATMが制限されている銀行や節電のためにうす暗いスーパーも目立つ。電車は間引き運転のところもあるし、商店や自販機からはミネラルウォーターなどが消えてしまったりする。いつになったら、この状況が改善されるのだろう。生きているし、少しの不便はあるけれど、被災地に比べれば遥かに上等な生活ができているだけましだと思いつつ、この国は壊れかけている、そう想わざる負えない。

イギリスでは、七つの海を制していたころのことを書いたストーリーの本が良く売れると言う。

日本ではどうだろうか?バブルが懐かしい。高度経済成長とあの輝きを懐古するようになった。いろいろと批判はあったが、いい時代であったのも事実だ。

壊れかけた祖国をどう立ち直らすのか、しかも、長い時間をかけることは許されない。明治維新・戦後復興、そして、今、新たな奇跡を巻き起こす力が日本に残っているといいのだが・・・。

がんばろう日本。この言葉は力づよい、しかし、その先には、かつての輝きを取り戻せるだけの未来が待ち受けているのだろうか?いや、どんな未来が待ち受けているとしても、ベストを尽くすしかない。それが我が国の置かれた立場なのだろうと思いつつ、頑張ることに疲れてしまったこの国の人々も多いのではないか?20年の景気後退の最終局面に大災害が起きるとは?神も仏もないとはこのことを言うのだろうと、シャッターを下ろした商店が目につく街を歩きながら思わずにはいられなかった。

そんな中で、民主党のやりようはどうもうまくない。これでは速やかに復興は難しいのではないか?政府がダメだとすると、いったい、どこからこの国の再出発のために手をつけたら良いのやら、途方に暮れてしまう。

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