しばらくは戻りか?

ご覧の通り週足では、かなり抵抗感の強い下げ相場となっていますので、じれったい相場となっています。NY相場も戻っていることを考えると、やはり、多少の戻りはあるでしょう。

一方、月足では、震災のときにつけた安値が抵抗ラインとなっていて、ブレイク寸前となっています。

このような場合はより長いチャートを見た方が今後の展開を占いやすいと思います。

日足・週足と4回目のトライに失敗して来た相場なのですが、月足でみると、4回目のトライに来月なる可能性があります。と、言っても、1回目のトライという見方もできるものですが、一応警戒しておいた方がいいでしょう。

もしも、今月の終値で、この震災時の安値を下回るようなことがあれば、来月は1ヶ月で大きな下げを演じる可能性があります。そして、その後は1月〜3月までは戻り、さらにその後にも大きな下げがある可能性もあります。こうなると、来年が大底の想定でしたが、大底の想定は2013年にずれこむ可能性があります。つまり、衆議院の選挙の年ですが、民主党があと、2年継続して日本をどれだけ壊して政権を譲るのか?という恐ろしい未来も想定できます。

と、いうのも、一番下のTOPIX月足の60ヶ月分を見ていただきたいのですが、逆三尊形になっていて、震災後の安値を割ると、完成してしまい、月足でできたフォーメーションですから、へたをすると、かなり長期に渡る下落になる可能性があるからですね。

どうなるにしても、民主党政権が政権を譲るときが、株価の大底の時期と比較的に重なる可能性を感じます。日本復活にはこの民主党政権を如何に早く潰してしまうかにかかっていると思います。

今回の長期下落相場の頂点を2009年8月の政権交代とすれば、ちょうど、3年後の2012年8月から4年後の2013年8月までを大底到来の時期として想定しているということです。大回り3年にも合致していて、可能性としては高いと見ています。

また、全く別のケースも存在します。今回の震災の安値をたいして割らずに、長期の保合い相場に入る場合です。ただ、それだと失われた20年の厄済み相場とはならない可能性があって、失われた30年に突入するのでは?と思っています。

民主党政権はろくでもない政権ですが、ひとつだけ役割があるとすれば、日本をにっちもさっちも行かないどん底まで落とす役割を与えられたのではないかと思います。一度日経平均にして5000円以下に落ち、国民も腹をくくって福祉を減らして産業の再整備に金を傾斜配分するようにしなくちゃならないでしょう。もちろん、そのためには政府紙幣や日銀引受のゼロ金利国債で大規模公共事業などができるような日本の大崩落が必要ではないかと思います。

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