NY市場の動きが気になる。

今週の東証は、前週の高値・安値の範囲内の動きとなりました。幅の振れは大きかったのですが、保合いの動きが明確化しました。

さて、今後問題となるのは、抵抗線Aと抵抗線Bだと思います。Aは今形成中の保合いの下限で、Bは日銀の異次元緩和の辺りでの安値です。Aを切ってもさほどの動揺はないと思いますが、Bを切ると、黒田采配に赤信号が灯るだけではなく、アベノミクス全体への大きな不信に繋がりやすいと思います。

さて、来週の動きですが、来週も保合いの動き、すなわち、抵抗線Aでサポートを受ける保合いの動きか、抵抗線Bまでの動きを予想します。

ちなみに、NY市場の指標の週足が、下向きの可能性が高くなってきました。月足はまだ上向きだとは思いますけど、8ヶ月に及ぶ下値切り上げの後の週足の陰転ということであるなら、この8ヶ月に及ぶQE3を原点とする上昇相場は、終了した可能性を考えなくてはなりません。

そうなると、日本株抵抗線Bを切る可能性も考えておくべきではないかと思います。そして、抵抗線Bを切るなら、長期陰転の可能性も考えなくてはならないでしょう。つまり、市場は、新たなる奇策を催促するような激しい下げに見舞われる可能性も考えてポジションを組む必要があるのでは?と、現在、検討中です。

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