REITのチャートは良くなった。

今週のチャートはココ。

今週のTOPIX罫線は、陽線になりました。

ただし、前週のひげの部分を今週の終値で超えてはいませんので、あまり強くない上昇ではあると思います。結局、先々週の急落に対する戻りの域を出てはいないようです。

一方、今月もあと、1日を残すだけとなりましたので、未完成ではありますけど、TOPIX月足罫線を出しておきましょう。この罫線によると、先月の安値と今月の安値で、大きな値幅のある抵抗帯で抵抗を受けていることが良くわかると思います。おそらく、この月足での抵抗帯はかなり強力なもので、あとはきっかけ次第で大きく反発、場合によっては長期上昇トレンドへの回帰も考えておいて良い形ではないか?とは考えてはいます。

ただし、必ず、反発できるかどうかは政策次第のところもありますので、だから、買え!と、いうものではありません。考え方としては、今のところは、売り参入も少し長めを想定すると、足元をすくわれる可能性がある。と、いう考え方です。

さて、今回はドル円の月足も出しておきましょう。まだ、未完成なのですが、このままの水準ですと、24月移動平均にタッチしている状態なので、長期円高トレンド入りとなる可能性が出ています。29日116円くらいまで戻れれば良いのですけどね。

最後が東証REIT指数の月足です。この形から察するに、月足は上向きになったと考えています。赤の矢印のところなのですが、ここが日銀のマイナス金利導入の局面です。まだ、2か月ほどしか経過していませんので、相場は若い、と、考えてはいます。場合によっては大きく伸びる可能性もあります。

総合すると、中長期買い方は、REITならOKだろう?と、いう考え方です。また、その他の銘柄は中長期という意味ではお休みが妥当でしょう、その他の銘柄は短期で売り買いともにしのぐのがベストだと思います。また、REITでもチャートの良くないものは、気を付けて欲しいと思います。できれば、長い間下げ続けて、最近、週足以上がWボトム・トリプルボトムをつけてきたような出遅れが良いと思います。

ちなみに、円相場なのですが、日銀が追加緩和を継続できるなら、問題ないですが、昨今のアメリカでの保護貿易的な世論の高まりには注視せざるおえません。やりたくてもできなくなる怖れがありますので、ここは要注意です。この動きでは、基軸の基軸として通用してきたドルの失墜も招きかねませんので、ドル暴落、世界混沌という構図も引き出してしまいかねませんから。

通常、REITが上げ出すと、TOPIXも引っ張られて、いずれは長期上昇転換となるのが普通なのですが、今回はどのようになるのでしょうか?もしも、ラグがあれば、最大半年ぐらいです。その間、REITで稼いで、途中、通常株式にスイッチできたら、投資家としては、巧者になれるわけですが、目論見通り行くかどうかは神のみぞ知るです。もちろん、多くの場合、その際には円安も伴っているケースが多いのですけどね。

良い週末を。

レイニーブルー徳永英明
https://www.youtube.com/watch?v=4g7he7vgsks