上値が重たい。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161024/k10010741521000.html

TPPPの発効に向けて国会の承認を得るために、自民党は突っ走るようです。

昨今の地方選で自民党は負けが連続していましたが、ここに来て、東京10区・福岡6区の衆議院補選に勝利し、岡山・富山の知事選にも勝利しましたので、TPPの審議の加速が可能になった、と、判断していると思います。

おりしも、アメリカは年内の議会の承認は得られそうもなく、来年からどちらかが大統領になる候補者のいずれもが反対、と、いう立場です。もっとも、クリントンは選挙戦略の関係上、以前の主張を翻しての話ではありますので、ほとぼりがさめてから、と、いうことになりそうな勢いです。

日本としては早く締結してくれた方が良いのですが、思い通りには行きそうもありません。こうしたことにプレッシャーをかける意味でも、日本の国会承認は急がなければならないと思います。

そのためのロシアカード、と、いう、側面もあるかもしれませんね。ロシアに接近するぞ!と、アメリカを牽制しているようなところもあります。実際、クリントンは中国から多額の献金を受けているらしく、当選すれば中国への接近、尖閣の問題を中国側に有利にするように圧力をかけてくる可能性もありますし、そういう意味もあってのTPP反対に舵を切った可能性さえあります。

TPPができれば、中国は相当困るはずですから。

さて、今日の東証は小動きでした。未だ、上昇への起爆剤がないままに、値動きが重たくなる水準に差し掛かっているわけで、現水準を抜けるにはかなりのエネルギーがいるのかもしれません。早く、起爆剤が欲しいですよね。

対処に変化はありません。

Perseus(島谷ひとみ
https://www.youtube.com/watch?v=zj9vPHv52kI