憲法9条って。

多くの人は憲法なんて読みません。

ですから、憲法9条についても、戦争しない憲法くらいの認識しかないのが一般的です。そのため、専門家によっては、厳格に解釈すると?防衛のための戦争さえ禁じている、と、読む人もいるくらい、えっ?と思ってしまうこともある、とんでも憲法なことに気がついている人は少ないと思います。

日本国憲法前文には、わが国の安全は、諸外国の公正と信義に基づいて確保することがうたわれていて、日本は自分の意思で自分の力(軍事力)をもって、自己の生存を追及することが、希薄になってる、と、いう前代未聞の憲法なわけです。

したがって、厳格に解釈すると?自衛隊違憲となるわけですが、自衛隊法をその下位の法律として成立させて、最高裁判所違憲と判断していないので、合憲としているわけです。しかるに、憲法9条1項において、武力の威嚇が禁止されていますので、平時より準備すべき、長距離ミサイルや長距離爆撃機などが、装備できないわけです。

そこで、自民党案により、憲法9条の3項を新設することにすれば、自衛隊は、結局、何でもできる組織として、おそらく長距離ミサイルも装備できるのではないか?とは思われます。考え方は自衛隊は軍隊ではなく武力を持っているわけではなく、それは、単純な実力に他ならないので、その軍隊ではない組織が、長距離ミサイルを保有しても、武力ではないので、武力の威嚇にはならない、と、いう論理ではないか?とは、思います。

まー、苦肉の策なんでしょうけど。。。

ただし、この結果、日本中には、長距離ミサイルのサイトが必要になりますし、新たなる長距離ミサイル発射のための艦艇や陸上運搬型の発射台も必要になりますので、輸送用機器・ハイテク・土木建設やその関連企業の株価には、追い風となるはずです。防衛費が大幅に増加すれば、公共事業と同じような経済効果を発揮しますので、この憲法改正は、期待されるところです。

さて、今日の東証は上昇しました。買い方、短期のみの対処に変更はありません。株価は下値を切上げる形です。問題は、小刻みな上昇ではあるものの、たいして調整しない相場でどこまで伸びるのか?ですが、米国株次第ですね。その米国株も調整幅が小さくなる傾向にあって、天井が近い兆候はてんこ盛りではあるんですが、なかなか、長期的な陰転になりませんね。果たしてこの相場はどこまで伸びるのでしょうか?一方、REITは、どんどん下がる始末で、直近7月の安値に面合わせです。と、いうか、一時、割ってしまいました。これはどういうことなのでしょうか?日銀がTOPIXを買いまくっている、と、いうほどでもないでしょう。どちらの方向にしても、永遠に続くとは考えづらいのですが。

良い週末を。

深愛水樹奈々
https://www.youtube.com/watch?v=ePVJdev77Gw