期待が膨らむ。

まず、ピンク色で示された部分は、下降トレンドの中、戻りになった部分です。○の中に書かれた数字は何週の戻りになっているか書き出したものです。

ここでわかることは、戻りは最大で4週であるということです。すなわち、4週を超えるような戻りになれば、少なくとも、この週足での下降トレンドは終了した可能性があるということです。現在もまた戻りに入っていますが、今週で2週目ですから、あと、3週高値を切り上げ続ければ、この起点からの下降トレンドは終了して、横ばいか上昇トレンドに転換した可能性を考えることができると思います。したがって、現在の状況では、未だ、転換しているとは言いにくい現状があります。

次に、A〜Fの安値に注目して下さい。この記号は、起点からの下降トレンドの最中、中間底になったと思われる点です。F点までは順調に、

A>B>C>D>E>F

と、切り下げ、G点において、切り上がっています。したがって、相場つきに変化が出ていることがわかると思います。この状態で、今週H点を越えてきたわけですから、週足では上昇トレンドに入った可能性も考えるべきではないか?とも考えられるわけです。

すなわち、未だ、下降トレンドを脱していないというサインと、脱しているかもしれないというサインが混在している状態にあるわけです。

その上で、月足のチャートを見て欲しいのですが、先月までに7ヶ月連続で高値が切り下がる状況となっていました。これは、非常に珍しい現象で、通常は5ヶ月程度の下落で終了するわけですが、それが7ヶ月継続したあとに、今月(11月)、先月(10月)の高値を抜く場面がありました。つまり、期間としては売りすぎの状態が出現したあとに、戻りの兆候が出たというわけです。

と、なれば、週足と月足の状況から考えれば、戻りに入った可能性があります。戻りは通常は3ヶ月程度は継続しますから、ここで推量できるのは、仮に、月足の下降トレンドの最中にあっても、1月までは戻りが継続するのでは?と、いうことです。

また、下げが7ヶ月継続していたわけですが、その下げ方が緩やかであったために、下げ渋ったような形になっていますので、ここで反発した場合には、大きく跳ねて、月足でのトレンド転換に繋がる可能性も小さくはありません。そのため、中長期売買の人でも買い方に回るのも一法ではないか?とも思い始めているわけです。

PS:画像はクリックすると、大きくなります。