確かに良くなったのだが。

明けましておめでとうございます。皆様はどのようなお正月をお過ごしでしょうか?

さて、今年の始めとして、今後の展望を探ってみました。

まずは、一番下にあるTOPIX週足を見て下さい。

8週間の上値と下値の切り上げがあった後に調整が入りました。まずは、これを覚えておいて下さい。

次に、上から二番目のTOPIX月足を見て下さい。

すでに、保合5ヶ月間において買った人の玉のすべてが含み益になり、保合期間の上限を越えています。保合期間とは、保有しても、上限になると売りが出て上には行けなくなっている状態ですから、これをブレイクしたということは、これらの人は容易には売却しないでしょう。

さて、もう一度、まとめてみましょう。

月足---陽転の可能性大

週足---調整中

月足は上向きですから、買い方有利。週足では、調整2週目なので、来週か再来週が押し目底になる可能性があります。ここが、良い買い場所になる可能性もあります。ただし、あくまで慎重に一度に買わずに分割買いの一つの買い場所としてマークしておくと良いと思います。

また、中段にあるTOPIX月足チャートの①と②の罫線の高値と、AとBの安値に注目して下さい。もしかすると三尊天井を形成中の可能性があります。したがって、上値メドとして、急落をした罫線(大陰線)の水準の高値に注目です。急落というのは、比較的値段が飛んだところですから、出来高は多くなっていても、各々の出来値における滞留している玉が少ないので、戻り易い水準ではあるわけです。三尊天井になるなら、このオレンジ色の水準まで戻る可能性を予想しています。

さて、最後が一番上のTOPIX年足です。下向きではありますが、現在、戻りに入っています。その戻りがピンクの矢印と青の矢印なのですが、ピンクの矢印の高値を青の矢印の終値で上回っていませんよね。このようなケースでは、戻りは今年一杯で終了し、再来年には2009年につけた安値698.46を割る可能性があるということを頭の片隅にでも置いておいて下さい。

したがって、総合的に展望をまとめてみると、当面は横ばいか上に向かって行く可能性が高いので本格買い対処で良いと思うのですが、年末までのどこかで売却して、次の下げ相場に備える必要があるかもしれないということです。もしかすると、夏前までに、上値追いは終了してしまう可能性もあるということには、気を付けておかねばならないと思います。卯年は跳ねると言われ、演技はいいのですが、少なくとも、その次の年はあまり良くないかもしれない。そんな感じでいます。

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