チャートは良いとは言えない。

TOPIX週足チャートは、下げ3週目に入りました。もしも、保合いが継続するなら、来週あたりで下げも一服するはずですが、来週で下げが一服しない場合は、急落が今後起こって来る可能性が高くなると思います。

さて、現在のチャートの形ですが、

A:874.35>C:866.65

B:824.61>D:823.99

となり、上値が切り下がり、下値も切り下がるという典型的な下げ相場のチャートとなっています。

しかも、震災において、全て織り込んで戻った部分に突っかけ始めているのですから、震災直後に予想された景気への影響とは別の新たな悪材料も出始めている可能性も存在します。

震災の影響があっても、米国市場の堅調さに横ばいの動きが維持されてきてはいるのですが、震災から派生した新たなる悪材料が出始めたと考えて行動するのがいいのではないか?と思っているところです。米国市場が長期陰転しているわけではありませんので、手探りで試しに最小単位で空売りしてゆくような段階に入ったのではないかと思います。

もちろん、安くなると、日銀がETFを買って支えますので、ETFの影響を大きく受ける銘柄は避けながら、少し売ってみるという方針が良いような気はします。

日々の値動きが日経平均と近い動きをするもの(極端な例なら日経平均ETF)のベータ値は1に近くなりますから、ベータ値の低い銘柄でチャートが悪くなっているものを優先的に空売りしてみたらどうか?とは思います。ただし、そうした銘柄は流動性の悪い銘柄も多いですから、空売りする場合はその中でも流動性の大きい銘柄をさらに選別するというのが良いと思います。

PS:画像をクリックすると少し大きくなります。