中国はどうするのだろう?

震災後の安値(03/15 725.90)より大きく戻り、緩慢な下げを演じている東証です。

そこで、その後の振幅を薄紫色の線で結んでみました。

そうすると、徐々に振幅が小さくなって下落していることが分かると思います。振幅が小さくなるのは、その後に比較的大きな動きがどこかで出る前兆になることがあります。もちろん、上へ行くか下へ行くかは未知数です。

一方で、問題は山積みです。日本の震災復興は遅れに遅れていますし、ヨーロッパではギリシア問題に原発反対によるコストアップ。

http://jp.wsj.com/World/Europe/node_251355

アメリカは景気悪化不安。

http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2011061700925

中国はバブル崩壊懸念。

上のチャートを見て欲しいのですが、上海総合指数の、しかも、月足レベルで三角保合となっており、下に切れ出していることに注意です。この状況でインフレが収まっておらず、政策金利の上げで対処しているのですが、それを頻繁に行わなければならないとすれば、バブルは崩れ去る可能性が高いと思います。もちろん、中国政府が大幅な元高をここで容認すれば、金利を一気に引き下げることで、不動産バブルを持続させることはある程度は可能ですが、それができるかどうかが焦点になると思います。もっとも、それで不動産バブルが維持できてもさらに不動産バブルが膨らんだ後、未曾有の不動産バブル崩壊がやってくることは覚悟しなくてはなりませんが・・・。

したがって、現在取りえる対処として、トレンド方向への試し玉だけを建てて様子を見ようという対処を継続するしかなさそうだ!と思っている最中です。

大きな動きが出るとすればトレンド方向が普通で、その動きが出始めてから追加玉をしようという作戦です。

中国が大幅な元高を容認し、今の不動産バブルをさらに膨らませるという万が一の場合には、日本株は上昇する可能性が出てきますので、それを考えて、大きなうねりが出始めてから本格参入という考えでいます。そこで試し玉という方針を貫こうと思います。

PS:画像をクリックすると少し大きくなります。