三角保合に入る。

今週のTOPIXは上へ向ってはいるものの、押し返される動きでした。

チャートを見れば、分かりますように、ABCDと、三角保合の形成となっていますので、今後の動きは、Bを越えればさらなる上への動き、Cを下回れば、メイントレンドの下降トレンドに復帰の動きとなります。

現実に欧州の財政問題に伴う不景気の動きやユーロ安、そして、それに引っ張られるアメリカ景気や、不動産市況に異変の起きている中国のことを考えれば、下への動きが出そうな気はしています。

TOPIXの水準はこの下となると、2009年3月につけた698.46を意識する動きとなります。多分、この水準を下回ることになれば、そこがこの失われた20年の厄済みポイントとなると考えています。

ま、世の中は大恐慌ということになるとは思いますが、それこそが、供給過剰の生産設備の一掃を促し、合わせて奇策ともいえる起死回生の政策を誘導する呼び水になるのではないかと思います。

この週足でのC点を下回る動きは、超長期の下降トレンドの終わりの始まりになると考えています。

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