ボックス相場へ??

まずは、上のチャートのTOPIX週足の方を見て欲しいのですが、三角保合を形成していましたが、どうやら、三角保合は崩れ始めたようです。ただし、αやβなどの抵抗線を割っていませんので、☆を上限、★を下限とするボックス相場に移行する可能性は考えておいて良いと思います。

さて、仮にボックス相場になる、とはいえ、相場の方向感は失われたままです。こうしたときは、より長いスパンを示したチャートで大勢の相場を確認しなければなりません。そこで、下のチャートでTOPIX月足を用意しました。少し分析をしてみましょう。

①今回の下げ相場の基点はAとします。と、いうのも、BではAの高値を終値で超えていないのと、Aから民主党政権が始まっているからです。

②Aを基点とすると、現在は4段下げの最終局面の可能性があります。相場は長期的には3〜4段下げで通常終了しますので、現在は下げの最終局面の可能性が非常に高いと思います。

③カタカナで示した、ア・イ・ウを見て欲しいのですが、ア・イの下値保合いでは、4ヶ月の保合いと5ヶ月目でその保合いを脱しています。今回もその可能性を考えてみると、そろそろ、保合いも最終局面ではないか?と予想しているわけです。

そこで、対処は、試し買い局面であるものの、週足が下向きなので、様子見という対処にしています。

多分、上昇のきっかけとなるのは、民主党政権が政権を投げ出し、解散総選挙が決まった局面か、あるいは、選挙で次期政権の骨格が決まった辺りではないかと考えます。このTOPIXの月足チャートを見る限りでは、民主党政権が誕生した後は下げが継続していますので、経済については、効果的な対策をほとんど打つことができなかったことがわかると思います。アメリカ市場は、史上最高値に近いところまで戻っているのに比べれば、あまりにも無能な政権であったことが、この月足チャートでも分かると思います。

PS:画像をクリックすると、少し大きくなります。