保合いが長すぎる。

先週まで13・26週移動平均を重視して判断していましたが、どうも、今回はうまくありません。今週からは13・26週移動平均を参考程度に引き下げて考えようと思います。

さて、今週で直近の高値から下げ3週目となりました。リズムからいけば、来週で一旦は底打ちか戻りに入る可能性が高いと思います。

6月を保合の入りと考えれば、そろそろ、6ヶ月目になります。あまりに長い保合いで、ほとんど経験がありません。そろそろ、放れても良いころあいだと思います。

おそらく、米国の財政の崖をファイナンスするのは日本になると思います。円金利をドル金利より安くして、日本の資金でアメリカをファイナンスするとすれば、円安は必至です。新政権の財政出動政府紙幣か日銀資金)と円安が揃えば、久方ぶりに日本経済にとっては追い風になる可能性が大きいと考えています。折りしも、中国からの企業撤退という機も加わって予想以上に大きな資金需要が日本でも起きることになるかもしれません。一方で、金利を高めるとアメリカをファイナンスできないことから、比較的長期に渡って日銀は金融緩和を続行せざるおえず、これは、構造的には為替介入と低金利でドルをファイナンスした2003年〜2006年辺りの相場と良く似ています。

相場はかなり長い期間保合っていますので、長期で保有しようという投資家が比較的多くなっている可能性が高く、浮動株が減っているとみられます。つまり、需給はタイトになっているところに、公共投資増加と輸出増加、と、いう日本経済の両輪と金融緩和の継続が揃えば、日本株は大きく上昇に対する期待は膨らみます。

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