最悪に備えつつ楽観的に行動する。

赤の矢印で示した罫線を見ていただければ分かりますように、窓部分のサポートラインで支持を受け、その前の高値がレジスタンスラインになっていたはずですが、それを超えてしまいました。

出来高も今週は週ベースでも大量にできていますので、短期投資家のかなりの人が降り、大きく利益が得られなければ手放す可能性の低い長期投資家の手に玉が入ったと推測されます。この先は出来高が細りながらも上進すれば、その可能性の確認となるでしょう。

来週は上値が今週の高値を超えるかどうかはわかりませんが下値は切り上がる展開を予想します。

対処としては、個別銘柄で違うでしょうが、全般的な傾向として、

1.半分残った玉を高値追いをする中で徐々に手仕舞ってゆく対処。

2.キャッシュ100になっている人は自分で有望と思える銘柄を少量買って様子を見る。ちなみに最初から全力では買わないこと。ただし、上値追いを始めたら、できるだけ組み入れて行く。そうした対処。

以上の2点でどうかと思います。

ちなみに、下値の切り上げは今週を含めて5週間以上を想定はしていますが、相場のことですから、いつ変更になるかはわかりません。ちなみに、参議院選挙までは、伸びる可能性も捨て切れませんので、その場合は、最大14週程度の下値切り上げ相場になる可能性も考えておいて良いのではないかと思います。

一方で気をつけなければならないのがNY市場です。これが崩れ始めると、日本株への影響も甚大となりますが、いつそういうものが来てもおかしくはない日柄と価格水準にはなっていることは肝に銘じておいて欲しいと思います。まずは、雇用統計関連の指標の出来不出来とそれに対するFRBの反応ですね。

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