不気味な符合。

今週のTOPIXは、高値・安値ともに切り上がる形となりました。

ただ、動きは三角保合の中の動きでした。

今週は十字線のような罫線となっていて、この形で十字線ですから、来週は調整を考えています。

ところで、先日、1929年のNYダウチャートと現況のチャートが酷似している、と、いう話がありました。そのときの説明では、この後、最後の上昇が来れば、デジャブとなる、と、いう話になっていて、2ヵ月後くらいに天井が来る、と、いうような感じでした。ちなみにS&Pは9/19の高値を更新しちゃってます。リーマンショック後の底から2.6倍以上になっていることもあり、いつ下落が開始されても不思議ではありません。

個人的には、ちょっと、あれ?と思ったのが、カレンダーが今年といっしょ、と、いうことです。たしかに、何年かに一度は同じカレンダーになるのですけど、なにやら因縁めいて嫌な感じです。1929年のチャートを載せているページがありましたので、参考までに出しておきます。

http://dowheikinman.blog69.fc2.com/blog-entry-88.html

当時、最高値をとったのは、9/3の週で、今年の最高値が、9/20の週です。当時はその後下落、最初の反発の週(高値安値が切り上がる、と、いう意味)が、10/7の週です。今年の場合は今週10/14の週です。当時は、その後、再下落して奈落の底になりました。来週が陰線を引かなければ、このシンクロはなかったことになりますが・・・。ま、そんなことは起きないとは思いますが・・・。

もちろん、そうではなくても、米国の債務上限問題は来年にはまた火を噴くわけです。米国債の信認は揺らいでいない、とは言え、怪しい感じもしないでもありません。QE3の縮小観測と相まって相場に大変動が起きる可能性は十分にあると思うわけです。

結局、最後は東証のチャートで見るしかないのですが、10/17に追加で書きましたように、下降三角形の可能性も考えておく必要があるフォーメーションですので、煮詰まれば、下に行くかもしれない、と、考えているところでもありまして、これらを総合して考えてみると、中長期の人に対処としては?絶対上抜けない、と、いうわけではないことを考慮に入れれば、試しで少し買っておいて、Aの水準を越えてくるのを待つ、と、いう方針が良いのではないかと思います。

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