夏休みですね。

夏休みですね。

学生さんは夏休みに入っていると思います。社会人も休みに入っている人はいるでしょうね。なんか、今一、天気が良くないですねー。

少し、みなさんのためになる?いやいや、そんなこと知ってるよ。かもしれませんが、夏休みの最初ということで、少し相場について触れてみたいと思います。

相場は、特段の天才だけが継続的にとれる場所?そう思っている人もいるかと思いますけど、それは大きな間違いです。

たしかに、天才はどの道にもいます。天才なら、野球にたとえれば、

”球が来たら、打て”

これだけで良いわけです。きわめて大雑把に相場を理解していたとしも、まったく問題はありません。うらやましい限りです。しかし、天才じゃない人間はそうはいかないわけです。

ではどうするか?

打てる球だけ打つしかない。

多くの場合、打てる球を打ち、後は、ファール(小さい損きり・あえて参入しない等)で逃げたりしておけば良いわけです。もっとも、どんな球も打てないようなピッチングをされたらお手上げですが、相場に限っては、過去と良く似た動きをするケースが圧倒的に多く存在しますので、これなら打てる、と、いう局面が多くあり、しかも、銘柄はたくさんありますから、局面も無数というくらいあるわけです。そこに、天才ではない私などが関与できる隙間があるわけです。

そんな中で、多くの人が打ちやすい局面、と、いうものがあります。それは、以下の経験則です。

”全体相場(日経225やTOPIXなど)が大勢上昇トレンド(週足レベル以上)になると、多くの銘柄のトレンドもそれに習う”

と、いうことです。俗に80%以上の銘柄は何らかの連動をする、と、主張している人もいます。

つまり、いわゆる中長期売買の人の多くは副業的・趣味的にやっている人も多いでしょうし、待つことが可能ですから、この全体相場の大勢上昇トレンド(月足もしくは、週足)がどうなるか?で、今、相場にエントリー(参入)するか、イグジット(退出)か、売りから入るか買いから入るか?を、決定すれば良いわけです。

さて、問題になるのはトレンドをどう把握したらよいか?ですが、それは、もう、すでに大量に開発されているどのテクニカルでもかまわないわけです。ただし、そのときに注意することがあります。どのテクニカルも買いサイン・売りサイン、と、いうものがありますが、あれって、現在の状況を表現しているにすぎませんので、あれで、将来が予測できる?と、思って使ったら、大間違いです。

では、なぜ、現在のトレンドを把握したに過ぎないテクニカルに従うのか?ですが、以下の経験則があります。

”相場は一度あるトレンドが生じると、いつ、転換するかわからないが、そのときまで、トレンドが継続する”

と、いう習性があります。テクニカルではそれを利用して、現在のトレンド等を把握して、それが、継続する、と、仮定して買いサイン・売りサインを出すわけです。ですから、明日、トレンドが変更になる可能性を覚悟しつつテクニカルのサインに従って売買する人がいるわけですね。そのため、損きり、と、いう話が常に意識されるわけです。俗に”だまし”とか言われたりしますが、あれは本来のだましではなく、テクニカル、と、いうものは未来を写したものではなく、現在の姿を写したものにすぎないので、それでうまくいかないとしても、単純に、相場の転換にしか過ぎないわけです。

尚、テクニカルはどのテクニカルでもいいですが、多くの場合は、組み合わせたり、単体そのものに改造を加える必要があり、そのまま使っても、うまくいかないケースは多々あります。その辺りはそれぞれが工夫するしかありませんが、確度をかなりの高いレベルまで引き上げることは、経験則上、可能だと思います。テクニカルは絶対ではありませんが、手を加えることで、強いトレードの武器にはなりえます。

さて、もう一つしておかなければならない重要なことがあります。

”トレンドは無数にある”

と、いうことです。時間足・日足・週足・月足・年足、代表的なものでも、何種類もの足でのトレンドが存在します。ですから、みなさんは、どの足のトレンドを主に見極めて投機するのかをまず決めなくちゃなりません。中長期売買なら、週足・月足が主流になると思います。

これらのことが理解されていないと、テクニカルを間違って使ってしまう、と、いうことになりかねません。

もう一度、いわゆる趣味的にやっている人のための中長期売買についてまとめておきましょう。

1.全体相場のトレンド(中長期売買なら週足以上)を把握し、売りで入るのか買いで入るのか、はたまた、参入か退出か?を、まず、決める。

2.テクニカルは現在のトレンドが把握できるに過ぎない。したがって、テクニカルを使うなら、転換すれば即、退出。

3.どの足のトレンドでトレードするのかを決めてから投機を行う。中長期なら週足か月足か。

4.この後に、特に買い方なら、ファンダメンタルで銘柄を選び、チャートを見て自分の投資観に見合った銘柄をさらに絞り込めば良い。尚、銘柄独自のチャートが転換した場合は、その場合でも退出。

2に注意して1⇒3⇒4の順番で投機を繰り返すのが基本だと思っています。この週間ブログは、1番の部分に参考になるように作っているつもりです。もちろん、相場観測に間違う場合は当然にありますので、その点はよろしく。

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↑いつもお世話になっている長者丸さんが株の掲示板を復活されました。株のことなら何でもどうぞ。ちなみに私はハンドル”ちょび”で、出ています。