逃げ遅れている場合、まずは、100株から逃げてみる。

今週のTOPIXは、大きな陰線となりました。まずは、TOPIXチャートを見て下さい。

TOPIXチャートはココ。

次の大きな節目はこの青色で示した水準になりますが、ここを月足で切れると、長期的な下落の可能性は非常に大きくなる、と、考えています。今月の月末には、１月の罫線が完成しますので、そのとき、月足は検討してみたいと思います。今回の急落は、ＴＰＰが遅すぎたのじゃないか？今更ですが、そんな考えも浮かびます。ＴＰＰが遅れたばっかりに、中国依存が増大してしまった弊害ですね。

そうなると、長期の下落が起きると仮定した場合、ＴＰＰが完全に出来上がるまで、下げは続き、出来上がったところで、中長期買い方の出番になるかも？とは、考えたりもしているわけです。しかし、このような急落も起きていますので、来年中には、ほぼ各国の批准もなって、本格稼働、と、いうことになるのじゃないでしょうか？

さて、昨晩のＮＹ市場ですが、ＣＭＥの日経平均先物（円建）は、17200円台となっていますので、もちろん、来週の火曜日は、この水準から始まります。ただ、来週は少し戻る可能性があるかもしれませんので、そこで、逃げ遅れている人で、買い方でたくさんのポジションを持っている人は、ある程度、逃げておいた方が無難かと思います。

たしかに、今、逃げても遅いのは事実ですが、何もしないよりは実行を伴った経験としては経験値が上がると思います。次からはもう少し早く逃げようと、研鑽も積もうと考えるのが人間だからです。何もしないで塩漬けにする、と、いう行為はそれだけ実行を伴った経験の機会を逃していると思います。

サッカーでも得点できようとできまいと、必ず、ゴールを狙ってのシュートで終われ！と、言われていますよね。一方で、どうせ上がるなら、そのままでいいだろう？と、考えがちです。もちろん、そうかもしれません。しかし、それは、今シュートしなくてもいつかはゴールできるからパスで回して、お茶を濁しておけばいいだろう？と、言っているのと同じです。

まずは、100株から、逃げてみて下さい。あるいは、ストップロスオーダー（逆指値）でもかまいません。逃げるための経験を積む絶好の機会だと思います。授業料を払うなら意味あるものにするべきです。そして、上昇しだしたら、また、買い方として参入する。こうやって、売買の経験値を上げて行くべきだと思います。今、売らないで放っておいても、また、上がるかもしれませんが、これで上がってしまうと、次の機会に逃げることもできませんし、利食いにも迷ってしまうわけです。

どういう対処をするにせよ、必ず、自分のスキルが上がるような対処と行動をしないと、金銭的な利益と損失のみが株式投資の意味になってしまい、株式投資が楽しめなくなってしまいます。そして、楽しめないので、嫌になってしまう人も多くいると思います。売るも買うもまずは、100株からやってみて下さい。

月光（鬼束ちひろ）
https://www.youtube.com/watch?v=haGwtePy2MI