S&P500種株価指数(米国)

S&P500月足チャートはココ。

今日は、米国の重要な株価指標である、S&P500の月足を見てみました。

まず、注目するのは、赤い枠で囲ったところです。何度も高値トライしてなかなか抜けられていませんが、今月、その高値に再びトライを開始したところです。高値トライをしながらも抜けきらない相場が1年半継続していて、かなり、長い保合となっています。

特徴的なのはAとBで示しましたように、もしも、高値を抜けて上昇し出せば、Wボトムの恰好になる、と、いうことです。

また、

4月安値 2033.80
5月安値 2025.91(青い矢印)

つまり、高値トライをする直前に、一旦、押し目というか、さらなる上を目指すためには良い意味での溜めを作った格好になっていることです。

実はこのAとBですが、日銀緩和の時期と関係がありそうです。

A:日銀の量的緩和

B:日銀マイナス金利導入

の時期と重なります。以前から言われていることですが、日本円は影の基軸通貨と言われていて、米ドルの流通量に大きな影響をもたらす、と、いう主張もあります。6月に日銀緩和が行われれば、この米国の株式市場にも、大きな影響があると思われます。

重要なことは、日銀の金融政策で、日本の資金が増えても、それがアメリカなどへ漏れ出してしまい、アメリカ景気を良くすることで、結果、日本も良くなる、と、いうロジックになっているようなところがあるところですね。日銀はFRBと並んで、世界の中央銀行になりつつあるのかもしれません。

以上の状況から、今回は、それなりの大きな上昇相場がやってくるかもしれない、と、期待はできる形になっています。

もちろん、絶対そうなるかどうかは、100%保証できるものではありませんが、日本株への影響の大きい米国市場ですから、この点に留意して日本株の近い将来の姿を考えるのに、参考にはなると思います。

それだけに、当初は個人的にはあまり期待はしてなかったのですが、米国市場の状況を見るにつけ、6月の日銀の金融緩和が十分な規模であれば、と、期待をするようになりましたし、秋に行われる第二次補正予算も、だめ押し的に効果を発揮するのでは?と、思っています。

さて、今日の東証ですが、

為替の円高方向呉への動きが一服し、相場も少し落ち着いてきたようですが、対処は、そのままにしておこうと思います。

Fragile(Every Little Thing
https://www.youtube.com/watch?v=NP60Qqjfdhs