J-RETのチャートが悪化し出している。

高値で何とかこらえていたJ-REITが水準を切り下げつつあります。良くある傾向はJ-REITの長期チャートが良くなってから、だいたい、6か月くらいまでの間に、TOPIXも良くなる傾向にあることなのですが、今回は、マイナス金利で一旦は良くなったJ-REITを見て、TOPIXも早晩、頭を持ち上げて来る、と、思っていたのですが、その6ヶ月が経過しましたが、TOPIXが、良くなる前に、J-REITが沈みそうな気配が漂って来ています。

したがって、不動産株の悪化が始まっているようなところもあります。問題なのは、消費税増税などを見越して駆け込み需要を当て込んで、過剰な在庫を、借入を増やしてまで積み上げた企業群があることです。これは、銀行の業績にも重しとなり、銀行はマイナス金利も手伝って、非常に厳しい立場に追いやられる可能性もあります。そして銀行の悪化・不動産業の悪化が重なりますと、建設やその他の産業に波及が大きくなります。

一方で、円高で、輸出企業はすでに下がってきていますので、これららも合わせて考えると、全体的にかなりまずい展開も予想しておかなくてはなりません。

イギリスの結果如何に関係なく、悪い状況は続く可能性があります。それだけに財政出動の話が出てきているのでしょうけど、金融政策の効果にも疑問が出ている状況では、相当な規模にしないと、株価は長期的にも持ち上がることはできないと思います。先日は10兆円あれば良かったと思いますが、もしかすると、15兆円くらいの大型景気対策が必要なんじゃないか?そんな感じですから、まず、無理でしょうね。

さて、今日の東証は今日のイギリスの結果待ちで、買戻しが先行したようです。明日までに判明するのでしょうけど、どうなるのでしょうね。

対処は当然、様子見です。

Voyage(浜崎あゆみ
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