EU離脱ショック前の水準。

昨日のニュースで、中国の南シナ海での管轄権は、国際法的に認められないことに裁定が下りました。実は、この周辺の最大の島には、日本名もついており、かつて、大日本帝国の領土でもあったわけで、当時の台湾に属していました。日本は戦後、この周辺の領有権を放棄させられることになりましたが、放棄はしたものの帰属が決まっていない状況にあります。実際、台湾も放棄はしたものの帰属が決まっていない、国民党の占領中の島なわけです。

中華人民共和国がこの周辺を領土とするには、武力でもって、実際に支配し続けるしかなく、周辺の海上交通にどういう干渉をしてくるか?今後の推移によっては、日本株にも大きな影響がありそうです。特に、石油の価格にどう跳ね返るか?と、いう問題がありますが、一方で、日本は中東産原油をあきらめて、シベリアやアメリカからの輸入に重点を置き、中国の孤立化を促進するために、TPPの発効が早まる可能性は否定できません。

もっとも、周辺地域で大々的な戦闘行為の懸念もあり、1940年(昭和15年)の東京オリンピックができなかった記憶を蘇らせます。当時の中止決定は、1938年(昭和13年)でしたから、2018年に何かあるのでしょうかねー。そんなことも考えてしまう中国の動きです。

さて、今日の東証は上昇しましたが、比較的小動きでした。連日、上げてきましたので、とりあえずの一服でしょうし、この水準は、英国のEU離脱ショック前の水準でもありますので、比較的強い抵抗水準でもあると思います。

対処はごく少量に限って、試し買い、に、変更はありません。

愛のしるしPUFFY
https://www.youtube.com/watch?v=i0wWgX9Xg8I