円高で下落。

今から、30年前、バブル相場が始まったことは、皆さんも良くご存じだと思います。

そのバブル相場が出来上がった理由の一つとしてあるのが、主要企業と銀行間であった株式の持合です。

バブル崩壊以後は、時価主義会計への移行が図られた結果、資本の効率的な運用という面からこの持合いも崩壊し、バブル崩壊後、日本株の低迷が続く一要因にはなっています。もちろん、それは今日まで続き、アベノミクス下でも、進行しているようです。

ところがここに来て、金融緩和の一つの手段として、ETFを日銀が爆買いするようになりました。これって、ある意味、株式の持合と同じ効果を発揮するかもしれません。つまり、浮動株がETFに固定化されて浮動株が結果的に減るわけです。

バブルのころは、PER60倍という途方もない高いPERになっていましたが、今後、日本株は、高PER化を目指すかもしれない。そんな期待もあるわけです。

この高PERの理由に当時の成長率が持ち出されて説明されていますが、本来、株式は需給で動くもので、経済は後からついてくる、昨今の状況から見れば、半分のPER30倍(現在:13〜14倍)くらいはありえるのでは?とは、考えてはいます。

日銀のETF買い的金融緩和に注目です。

さて、今日の東証は下げました。

円高が再び進行して、東証軟調に推移しました。如何せん、この円高を何とかしないといけませんが、ある意味、日本の産業競争力は強すぎる一方で、国民・企業は消費や設備投資をしないのですから、こうなります。一時期、日銀が、円で貴金属を買ったら、円安になるだろう?と、いう議論があったのですが、それは、アメリカの手前できないのでしょうね。

とにかく、新しい市場の創出がないと、円高は日本にマイナスに作用し続けます。そのアドバルーンだけでも政府が上げる必要があると思います。宇宙がキーワードでしょうね。そして、防衛や海洋、と、いうのもあるかもしれません。

対処は総資金の20%まで。に、変更はありません。週末の日銀政策決定会合では、日銀は動いてくれるのでしょうかねー。

そのまんま東へ(FUNKY MONKEY BABYS
https://www.youtube.com/watch?v=uLInXUpXQuk

そのまんま東が走ってます。