歴史は繰り返す?

今日の東証は小動きでした。

先週、連騰が続いていましたので、値動きが小幅なのは仕方ないような気もします。今週後半には、東京都知事選挙も終了し、政府は本腰を入れての景気対策をやる予定ですし、今月末に行われる日銀政策決定会合では、追加緩和の可能性もありますので、相場はどうしても様子見気分になります。もしも、政策が不発であったりすれば、失望売りの懸念もありますから。

と、いうのも、こんな論評も出ているからです。

エコノミスト41人を対象に15−22日に実施した調査で、日銀が28、29日の会合で追加緩和を行うとの予想が32人(78%)と圧倒的多数を占めた。 直前予想としては4月会合前(56%)を抜いて、量的・質的金融緩和が導入された2013年4月3日会合(100%=対象13人)以降、最も高くなった。”

ブルームバーグhttps://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-07-24/OAPILV6KLVR501

これで、日銀が市場を裏切れば、失望売りどころか、絶望売りとなってしまうでしょう。見ているだけ、と、いうのは、経済的には全ての芽を摘み取ってしまう恐れさえあります。

ただし、日銀には従来からやっている手法では、効果的な手にはなりにくい、と、いう考え方もあるようで、困ったものです。まー、やるとすれば、80年前に高橋是清のやった国債の日銀直接引受け、と、いう手法しか残されていないのじゃないか?そんな気がします。それだけに、政府の追加景気対策に注目が集まることにはなると思います。

ちなみに、是清は、日銀引受を実現させて、その資金は、軍事費に化け、結果的に中国との泥沼の戦争へと突入するのですが、今回も中国との摩擦が増大しているのは、歴史の皮肉でしょうかねぇ〜。あのときは、日本が満州帝国を樹立後、リットン調査団国際連盟から派遣されてきて、その裁定を日本が拒否して、国際連盟脱退となりました。今回も国際仲裁裁判所の裁定を、中国が拒否して、今後、国際連合脱退まで行くのでしょうかねぇ〜。前回では、蒋介石夫人に篭絡(ろう らく)された、ルーズベルト大統領が対日戦を決意するわけですが、今回のパールハーバー尖閣でしょうか?あるいは、台湾でしょうか?もしくは、アメリカ軍による、南沙諸島の奪回でしょうか?そして、当時、東京オリンピックが中止になりましたが、今回はどうでしょうか?

歴史は繰り返すのでしょうか?

そういうわけで、対処は、中長期買い方、総資金の20%までで、止めています。

Crazy 4 u(倖田來未
https://www.youtube.com/watch?v=d8hzaSw0PwA