チャートが良くなると、何故か?好材料が出てくる不思議。

http://jp.reuters.com/article/opec-meeting-breakingviews-idJPKBN13Q2YK

「(抜粋)石油輸出国機構(OPEC)は30日開いた総会で、予想に反して8年ぶりの減産に最終合意し、原油価格を大きく押し上げる力を改めて示した。」

減産合意ですか?株価が下落していた大きな要因の一つが取り除かれるわけです。相場は当然に、好感しました。米国のシェールオイル業者もがんばってきたかいがあったというものです。アメリカでは原油関係の雇用は200万人と言われており、経済的影響は大きいものがあります。

この結果、資源国通貨が上昇、円が下落したわけです。ただし、アメリカのシェールオイルの生産コストは1バレル70ドル近くですから、まだ、多くの業者が原価割れしそうではあります。対するOPEC諸国の原油生産コストは、1バレル当たり、30ドルを切るような生産コストですから、今回の油化上昇で、彼らの景気は良くなりますので、今まで、オイルマネーはリスクオフの動きが強かったのですが、今後は再び日本株を買ってくると考えられます。

チャートが良くなってくると、不思議なことに好材料が良く出てくるようになり、いっそう、相場を押し上げることになりがちですね。

さて、今日の東証は上昇しました。

原油安によって、円安が進行、日本株上昇、と、いういつものパターンです。ドル円は104円台まで下落し、輸出企業の採算がさらに良くなることが予想されることから、東証1部の外需大型株を中心に上がったようです。一方、小型の新興株・二部株はちょっと一服している銘柄も多々見られました。上昇相場ではありますが、大型株が物色されるとき。小型株が物色されるとき。それぞれ、タイムラグがあり、大型のときは小型は休み、小型のときは大型が休むという風に循環しながら上昇して行くことは良くあります。

全体的には調子の良い展開ですね。これからが楽しみです。

対処は総投資額の80%まで。対処の変更はありません。

NANIMON(中田ヤスタカ
https://www.youtube.com/watch?v=Tb7tr45lCu0&spfreload=10