岸田外務大臣。

大航海時代という言葉は学校で習いますが、しかし、そもそも、大航海時代がなぜ起きたのか?は、その多くを学校では習いませんよね。

調べてみると?大航海時代ポルトガルのアフリカ進出に始まるわけですが、当時、ポルトガルの交易路は、地中海貿易に依存していたようです。しかし、オスマントルコが進出してきて、この交易路のコストが、馬鹿みたいに上がってしまい、満足な交易ができにくくなったことが、結果的に新航路の開拓につながった、と、いうことです。

つまり、新しい航路による市場の確保、これが、当時の大命題だったわけです。そこに、国王がスポンサーとしてついたわけです。また、技術的にも可能な状況でした。結果、新航路が開拓され、これが儲けにつながることが認知され始めると?この新航路開拓レースに各国が参加して現在に至ったわけですが、このポルトガルの状況は今の日本に良く似ているところがあるわけです。

保護貿易の台頭によって、市場が縮小するかもしれず、中国の南砂諸島の確保によってオイルルートが閉ざされてしまう可能性も出てきています。

どちらのケースでも、市場の確保ができないと、死活問題なわけです。

http://www.asahi.com/articles/ASK745TYSK74UTFK01Q.html

岸田外相のように、アベノミクスがだめだから、今度は分配だ!と、言い出す人も多くいますけど、分配するには分配するだけのあがりがなくては分配できないことを知るべきだと思います。ちなみに、共産党辺りは企業内留保は吐き出せ!とか言いますが、企業は次の儲け話に即対応できるように、留保を積んでいるのですから、それがなくなってしまえば、機会をとらえることはできません。増して、昨今では、東芝三洋電機やNECなど、大企業もおかしくなっています。

やるべきは、ニューフロンティアの開拓でしょう。昔日本は満州帝国を作って、ブロック経済化する世界の中で生きようとして、結果、米国との戦争になりましたが、宇宙に出れば、そこには誰もいないわけです。先進国の人間がいなかったアフリカに出て行ったポルトガル人といっしょなわけです。

政府には早く、ニューフロンティア政策を取って欲しいもので、アメリカと協力すれば、資金も技術もそれなりにそろっています。後は、政治家がGOサインを出して、新産業を策定すべきだと思いますけど。

なぜに、岸田外務大臣のように、後ろ向きの話になるのでしょうか?その辺りが日本の病理なのだと思います。戦争が多かった、と、いう反省点はあるものの、戦前の日本の方がダイナミズムにあふれていたようには思います。

さて、今日の東証は、パッとしない動きでした。REIT指数の下げも連日続いていますよね。今日は下ひげを長く引いているので、しばらく戻る可能性は出てきましたけど。。。事態は悪化しつつあるように思います。政策的対応を早く打つべきだと思います。

見たこともない景色(菅田将暉
https://www.youtube.com/watch?v=1aeRjU19VtE