実質賃金。

実質賃金は漸次、上昇しているようです。これだけを見ると、景気が良いはず。と、いうことになりますが、景気上昇の初動では、アルバイトなどの増加により、実質賃金は低下することが多くなっています。

では、実質賃金が上昇している現在では、それはいったい何を意味するのか?ですが、

非正規と正規の比率は徐々に、非正規が増加している実態があるわけですから、正社員からパートタイム労働などに、労働者が移転している可能性が大きいと思います。と、なると、アルバイトの時給は上昇中ということになり、景気はさほど悪くはないが、正規社員にするまでには至らないので、景気がこれ以上伸びないサインとなっているか?あるいは、景気がさらに上昇する直前の踊り場かのどちらかになります。

景気がさらに良くなりそうなら、実質賃金は一時的に低下を始めるはずだからです。

個人的には、米国株の長期的動向やREITの動きから見て、少なくとも、一旦は景気が悪化すると見ているのですが、一方で、REIT指数の戻りが比較的良く、こうなると、下降トレンドではなく、長期保合の様相も呈し出しています。果たしてどうなるのでしょうか?

さて、今日の東証は、下げました。数値的には保合の中の下げなので、それほど心配しているわけではないのですが、あくまで、感覚的な問題ですが、ちょっと、いやーな感じのするズルズル下げるような展開でした。簡単に言うと、買い方の勢いが、心持ち弱く処分する売り物が多くなってきたような感覚ではあります。もちろん、単なる感じがするだけの話ですけどね。

対処に変更はありあせん。

良い週末を。

蛍(サザンオールスターズ
https://www.youtube.com/watch?v=qlrqRNTvRFM