歴史の大転換。

アメリカが北朝鮮を核保有国として認めた場合はどうなるのでしょうか?

当然に、世界中に核保有国が雨後のたけのこのように出てきます。その場合、アメリカとうまくやって行こうとする勢力ばかりならいいですが、アメリカに挑戦する勢力が必ず台頭し、それに、ロシア・中国が絡んで世界はアメリカを超大国から普通の大国に引きづり下ろすことになるはずです。

問題なのは、軍事力というより、ドル覇権です。アメリカは世界の物の価値を決められるドル、と、いう通過をアメリカの意向で発行することができるようになっているからこその超大国だと思います。そして、その裏付けは絶対的優位にある軍事力にあります。しかし、世界中で核保有国が蔓延することになれば、アメリカの軍事的な絶対的優位は明らかに崩壊するでしょうし、核テロも起こるようになる可能性があります。

軍事的に絶対的優位にある国家の通貨だからこその基軸通貨であり、みんなが欲しがる通貨ではあります。ここで、絶対的優位のない国家であり、貿易赤字国で財政赤字国のアメリカドルは他の通貨に対して値段を切り下げることになるでしょう。さらには、世界の航海の自由も失われることになり、貿易はかなり縮小することになると思いますし、世界はいくつかのブロック経済に分かれて、冷戦状態になる可能性もあります。

もっとも、傷つくのは超大国ではなくなるアメリカだけでなく、中国やロシアもさらなる分裂の危機に見舞われるでしょうが、彼らはそこを読んでアメリカの先制攻撃にまったをかけているのでしょうかねー。そして、東アジアにおける朝鮮半島の役割は小さくなりますので、韓国は消滅。ただし、キューバにあったグァタナモ基地のように、済州島だけに米軍基地ができる、と、いう考えもできます。まー、日本は最前線になるってことですが。

さて、その場合ですが、株価の上下動は激しくなりますので、投機家にとっては面白い相場がやってくるとは、考えています。もちろん、ある程度国際情勢が落ち着くまでは、戦争や紛争もあるでしょうから、とにかくも、生きていることが相場の醍醐味を味わう最低条件ですが。。。

ちなみに、最近思うのですが、アメリカの戦略として、超大国の座を放棄する、と、いう選択肢は非現実的ではないと思うようになりました。そしてその場合、日本は憲法を改正して核保有が必要になることも事実ですし、ブロック経済への対応も必要になると思います。むしろ、ブロック間における冷戦状態を出現させる戦略の方が一般市民には良いかもしれません。

そして、しばらくその状態が継続されるうちに、迎撃システムの高度化と、核を越えるような兵器の開発の方が良いかもしれません。ドル体制は壊れるので、しばらくは、経済も相場も乱降下するでしょうけど、核戦争になるよりはましですから。しかし、戦争の懸念は依然として大きくありますが。

さて、今日の東証は下げました。地政学的リスクが徐々に、市場を重たくしているようです。対処に変化はありません。

抱きしめたい(Mr.Children
https://www.youtube.com/watch?v=8BeGx1hiEWo