出口戦略の発動できる条件。

日銀は金融緩和の出口戦略の条件として、物価2%としているわけですが、仮に2%になった場合に、財政規律がしっかりしていて、現在の国債発行高が減少に転じているならば、国債の買い入れをすぐさま中止。逆に、国債を市場に売却することも可能になりますが、もしも、漸次増えるような状況になっていると?国債の買い入れをやめることができずに、結局、蜃気楼のように出口は向こうに行ってしまいます。

そして、その後には、通貨の信認が失われ、円暴落・ハイパーインフレへの道となってしまうわけです。

したがって、財政規律を維持するために、増税はどんどん進めざるおえませんが、それは、物価2%を遠のかせます。したがって、増税で減った需要を公共投資で補うしかなくなるわけです。

結局、ヘリマネで公共事業しかないわけですが、それをやっても、その後にはあまり良くない状況が待っている、と、いうことです。

どういう選択をするにしても、一度、大きな混乱なくしては、着地は不可能なような気もしますが、その前に、相場は一旦大きく上昇はする可能性はありますので、その可能性には期待しますが。。。

さて、今日の東証は下げました。この辺りで重たくなって保合に入るのかもしれませんね。

良い週末を。

Planetes(EGOIST)
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