日本株指数先物と海外株指数先物の裁定取引って大々的に行われているのだろうか??

しかし、不思議なのは東証株がこれだけ上がってきているのに、一向に、REITが盛り上がらない不思議さはあります。

REITが選好されないのは、その対抗馬である、債権の実質金利が増大しているわけですから、株に資金が入りにくいはずです。

特に、REITは賃料の上昇が見込めないので、上がらない、ってことですから、緩やかなインフレを伴った、理想的な景気拡大がなされている、とは、言い難い状況ですが、株だけが、先物につられて上がってゆく、と、いう現状のようです。

米国株が上昇して、それを背景に先物を買っている、と、いう見方もできますが、日本の金利や景気を見ないで、先物に先行投資しているわけはないはずです。

そうなると、日本の不動産には魅力を感じないのに、日本株には魅力を感じている、と、いうだけの話なのでしょうか?実際のところ、不動産価格が上昇できないと、銀行の貸し出しは増加できませんので、景気が非常に良いとは言えないのですけどね。しかも、この連騰の期間中に、信用評価損益率がほとんど、良くなっていません。過熱感がほとんどない上昇ってことで、信用をやっている人の評価損益率はほとんど変化なしなわけです。また、新高値銘柄もこれだけ上がっていれば、400は超えてこないと、とは、思うのですが、直近では高い日ても、せいぜい、300をちょっと超えたところです。

つまり、日本株を評価したというより、指数への集中投資があった、と、いうことでしょうね。まさか、海外指数と日本株指数との裁定取引が、大々的に行われている?なんてことも考えたりしています。

まー、中長期でGOサインを出していないのが、このREITの状況や評価損益率や新高値銘柄数なども一つの理由にあるのですけどね。

個人的には不思議な現象だとは思っています。ちなみに、景気拡大・インフレならば、金や銀価格などももっと上がっていいはずですが、こちらの動きもあまりありません。

さて、今日の東証も上昇しました。連騰記録は消えましたが、相場そのものは順調すぎるくらい順調です。ただし、週足の日柄がそろそろ危険水域ですから、ありえないくらいに伸びる昨今の相場ですが、一応、短期でも警戒しておくべきでしょう。

<今日までのところの基本的な対処>

短期 買い方 ただし、慎重に。

中期長期 お休み。

ラピスラズリ藍井エイル
https://www.youtube.com/watch?v=K9ftmej1WOM