急落は、突然に?

今週のTOPIXチャートは、ココ。

今週のTOPIX罫線は、陽線になりました。

相場の形としては、絶好調なのですが、TOPIX週足2年のチャートによれば、すでに4段上げとなっていまして、相場がかなり立ち上がってきていて、昇り竜のような形になっているわけでして、普通なら、そろそろ、相場の終了を考えなくてはならないと思います。

次の、TOPIX週足1年のチャートの本数は、下値切り上げが連続してい罫線の場所の本数なのですが、今週においてすでに8本となっており、これはアベノミクスの初期に出た最大本数よりも、少ないものの、直近の2年では新記録になります。

さらに、驚くべきは、米国市場におけるS&P500指数は昨晩新高根を更新し、月足は、おそらく、残すところ、営業日にしてあと2日となった今月末には、下値切り上げ、12本目とほぼ1年、上げっぱなしで目だった調整がほとんどない状況の1年だったと言えると思いますが、これ以上、調整もなしに伸びるのか?と、いうところまで来ています。

一方で再三お伝えしているように、REIT指数は芳しくなく、金価格なども落ち着きすぎるくらいに落ち着いているわけで、大きなインフレの兆候が出ない、と、いう金融引き締めのタイミングを見誤らせるだけのバブル中期の状況が出ています。日本のバブルでは、この後、ブラックマンデーとなり、米国はFFレートを引き下げて、さらなる金融緩和が行われて、日本においてはバブルの終期につながって行くわけです。

当時は一日で、3836円の下落を引き起こした日経平均でしたが、この下落の主要因の一つがプログラム売買でした。今は人工知能がやっていますが、おそらく、多くの人工知能は同じ売買を行う可能性大ですから、下落率はさらに大きくなる可能性があります。先物には、サーキットブレーカーがありますが、これが、下落にどの程度有効かは、この人工知能がどう考えるか?によりますが、結局、過去と同じような現象が繰り返されるのでは?とは、考えています。

米国は出口戦略を練っていると思いますが、この株式市場を崩落させないように、軟着陸させるのは難しいのではないか?とは、考えています。そうなると、えてして、金融引き締めは遅れがちになり、相場は引き返せないバブル化の後に、崩落、と、いう展開はあると思います。もちろん、それがいつかはわかりませんが、いつかわからないので、対処は短期でつなぐしかない、と、いうことになります。

ちなみに、一つのサインとして、日本の引き締めが顕著になるまで米国も延び続ける、と、いう経験則はあるのですが、今回もその経験則が生きるかどうかは不明ですが、そこまで伸びる可能性はあります。

今回がバブル化するとしても、日本株は大幅に出遅れており、さらには、不動産株などが、まだ本格的に上がってきていません。北朝鮮問題などもあるせいでしょうけど、これらが楽観視された段階で上がってくるものと思われ、それだけ、REIT指数への注目をしている次第ですが、そうなるかどうかはまだわかりませんし、一度、大きな調整が、さらに引き上がるためには必用なのでは?とは、考えています。

米国市場の上昇は非常に良いことですが、一方で、中長期で銘柄のポジションをとるための、大きな調整を逆に期待したいのですが、思い通りにいきますでしょうか?”急落は、突然に”なのですが、ずっと、短期もけっこう疲れますので。

<今日までのところの基本的な対処>

短期 買い方 ただし、慎重に。

中期長期 お休み。

ラブ・ストーリーは突然に小田和正
https://www.youtube.com/watch?v=VK8x7cXETXo

1991年1月7日から3月18日まで毎週月曜日21:00 - 21:54に、放映さらたドラマ主題歌です。