東証1部単純平均とTOPIXの考察。

今週のチャートは、ココ。

TOPIXは、時価の加重平均で、東証1部単純平均は、株式分割などが起きても株価に修正を加えないで、単純に、各銘柄を加えて算出した株価平均です。したがって、両者のチャート形状は違っていて当然ですが、その重要な高値はをつける月は、ほぼ一致するのが普通です。

しかし、それが時間的に食い違うケースが時々あります。そこで、19981年以降で、TOPIX東証1部単純平均の重要な高値となった月の不一致具合を調べて、その後、株式のトレンドがどうなるのか?見てみました。

すると?

一方で、重要な高値が出た場合に、一方で、重要な高値になっていないような場合は、3ヶ月程度、時間を置いて、下降転換するか?長期の保合に入る傾向があるようです。

一例がチャートに示した赤字のAと青字のAです。TOPIXの方は翌月も上値が切り上がっていますが、東証1部単純平均の方は、上値が切下げていますので、ここで、節を作ったことになります。直近では、東証1部単純平均の方に、青字Bが出ていますが、TOPIXの方ではA点に当たりますが、そこは、上値に節が出来ていません。今回は、9月に異変が起きていまして、特に単純平均の方が陰転を疑うような下げとなっていますので、年内には、長期の下降転換か長期の保合いに入る可能性を考えてはいます。

おそらく、両者の違いは、転換するはずのトレンドがなんらかの事情で無理矢理に転換を遅らせられてできる、不一致なのでは?と、考えてはいます。

ちなみに、重要な安値の方は時間の関係上調べてはいませんが、高値と同じような傾向が出て来るのでは?と、予想しています。

もちろん、相場には絶対はないのですから、そこは、一つの考え方として、絶対ではない。と、いうことは、お断りしておこうと思います。

したがって、対処に変化はありません。

<今日までのところの基本的な対処>

短期 買い方 ただし、慎重に。

中期長期 お休み。

Starry HeavensDay After Tomorrow
https://www.youtube.com/watch?v=afQuCMqDuyc