3度目の利上げ(FRB)。
今日の東証は下げました。米国市場が小幅ではあるものの軟調であったのと、円高になったおかげで、東証も軟調な展開でした。
気になるのは、米国が利上げすれば、ドルの実質金利は上昇するはずですから、ドル高円安になってもおかしくはありませんが、円高になっていることです。こういうときは、相場でhが折り込み済み、と、いう言葉が使われますが、一方で、政策金利を上げてもドルの実質金利より円の実質金利の方が上昇ピッチが早まっている、と、いう捕らえ方もできると思います。
ちょっとした利上げで景気が冷えてしまう可能性のあるアメリカと、いくら金利を引き下げても、景気が浮揚しない日本、と、いう状況があるかもしれないことには注意を要すると思います。
そして、今回で3回目ですから、小幅とは言え、米国経済にボディーブローのように効いてくる可能性もありますので、これまた、注意を要する状況でもあるわけです。日本のバブル崩壊時の金利の上げ方に比べれば、FRBの方が数段うまい金利の上げ方をしますが、今回は、FRBの資産縮小(市中のドルの吸い上げ)も同時に行われているわけですから、金利の引き上げとの相乗効果もあるわけです。
さらに、景気が悪くなれば、戦争へのハードルも下がってしまうことには留意する必要もあります。
したがって、対処に変更はありません。
<今日までのところの基本的な対処>
短期 様子見。
中期長期 お休み。
クリスマスソング(back number cover)
https://www.youtube.com/watch?v=4PF7QK-RWwI