東証との連動性は疑問も残るが、気になるJ-REITの動き。

チャートだけから見れば、J-REITの長期的な需給は良くなっています。

以前はこれを東証の長期トレンドの先行指標として重要視していたのですが、トランプラリーが始まったころから、あまり、使えなくなった経緯がありました。

ただし、今後、連動性が戻って来る可能性もありますので、やはり気になってはいます。そのJ-REITの長期チャートに下げ止まりの兆候を見せ始めました。おそらく、海外からの旅行者のインバウンドの効果が不動産に波及を始めたためでしょうけど、それが、日本経済全体に及ぼす影響が大きくなっている、と、いうことではないか?とは、思っています。J-REITは。長期チャートで考えると、3年近く横ばい調整していますので、このチャートの良化は、もしかすると?と、感じさせる部分もあります。

J-REITの週足に注目したいと思います。週足は、現在、下向きではあるものの、三角保合を形成中で、実質、底値圏?での保合いになっています。長期における各スパン(9月・24月・60月など)の移動平均も収斂しつつあり、次の大きな動きが準備されているところです。また、米国市場の週足も中期的三角保合を形成するかもしれませんので、再度、下抜けたところで、追加ないしは新規での中期目標の売建を行えば良いのでは?と、考えていますし、上に抜ければ、逆の対処となります。

実際のところ、日銀も手は打ち尽くしていますので、ここから上昇が始まると仮定するなら、国際的な経済の流れの中での上昇になるはずで、無理矢理な相場ではありませんので、かなり長く続く相場になる可能性もあると思いますし、完全にデフレ脱却になる可能性もあると思います。果たしてそれが本当にやってきているのか?それは、後になってみないとわからないのですが、もしかすると、高度経済成長の続く、日本の第二の黄金期の始まりになるのかもしれません。

ちなみに、今日は営業日としては月末です。結果は、長期陰転は確認できませんでした。ですから、一時的になるやもしれませんが、追加売りはリスクが大きそう気もします。一方で、下げ止まり感が出ていますので、中期売建ては様子見に戻します。これ以上、上昇するなら、建て玉も随時撤退しておく方が良いと思います。対処は短期のみですが、こちらも、慎重に。と、いう風に変更しようと思います。また、買い方の人は、銘柄の監視だけは行うのはありではないか?とは、思います。

さて、今日の東証ですが、上昇しました。ここ数日、おそらく、先物を使っての決算期末のドレッシング買い、と、いうものはあったかもしれませんが、どうも、底流にインフレ復活への流れ、と、いうものはありそうな気はするのですよね。マクロ的に見ても、中国を排除したブロック経済化への展開もどんどん濃くなるばかりで、中国の市場からの追い出しは、インフレには正の影響を与えるはずです。デフレを輸出していた中国が貿易を制限された市場で、今まで出した世界中のドルやユーロや円が暴れ出せば、インフレにならざる負えないと思います。それが、J-REITへの下支えにつながっているような気がするわけです。野菜も今冬が高かったことも傍証としてはありますし、どうも、売一辺倒ではなさそうな気はするわけです。

良い週末を。

<今日までのところの基本的な対処>

中期

<売り方>様子見。場合によっては撤退。追加売りはとりあえず、見合わせ。
<買い方>監視銘柄の選定と監視。

短期 

<売り方>自己の資金量からリスクを考えた上で、適量の売建。適宜解消の繰り返し。ただし、慎重に。

空も飛べるはずスピッツ
https://www.youtube.com/watch?v=h-kQw4JqCHE

それから、毎年定番ですが。。。
https://www.youtube.com/watch?v=DlO308doIyU

学生さんは、学校を卒業したら、ぜひ株式市場へ参加してくれるとうれしいですね。