微妙な水準。

今週のTOPIXチャートは、ココ。

今週のTOPIX罫線は陰線になりました。

為替が急な円高になった関係で、この2ヶ月くらいの間では、比較的、大きな陰線になった模様です。トランプの保護主義的政策の悪い部分がアメリカ経済に負の影響を与えることを為替市場は警戒しているのではないでしょうか?

現在の東証の水準から考えると、未だ、中期陰転とはなっていないものの、問題は為替やNY市場にありそうな感じがします。

そこで、まず、NY市場(S&P500種株価指数)ですが、こちらは、三角保合を上にブレイクしたばかりですから、現状では、気にしなくて良いかと思います。

また、為替ですが、特に月足のドル円チャートでは、計算スパンの違う3本の移動平均が収斂してきていますので、ここから、一気に上に突き抜けられれば、長期の円安の可能性が出てきます。それがだいたい、月末で110円台の半ばより上の水準だと考えてはいますので、先日、111円台につっかけていましたので、おしいところまで来ていたのですが、押し戻されて短期スパンではあるにせよ、急速な円高となっていますので、ここは、悪い意味で注意しておく必要があると思います。

総合的に考えると、東証は中期的に調整の範囲内で、未だ中期陰転とはなっていない、と、判断をしているところです。

まとめると。

長期---上昇トレンドだが、調整中。

中期---上昇トレンドだが、調整中。で、下降トレンドに移行するかは、微妙な段階。

つまり、現在、長期トレンドは上向きだが、調整中の域は未だ出ていない。と、いうことで、長期的陰転はには、価格水準的には、まだ、余裕がある、と、いうことです。

しかしながら、月末において現水準を守れない場合は、対処の変更は考えておく必要はあります。つまり、現水準は、長期ではありませんが、中期的トレンドの分岐点になる可能性があると考えて良いと思います。したがって、現水準を割り込むと、長期的には、今年、3月の安値に対する2番底を模索する可能性は考えておくべきだと思います。

良い週末を。

<今日までのところの基本的な対処>

中期
<買い方>試し買い・現物・総資金の30%まで。ただし、1部市場の方が良さそう。半身の姿勢で。

ワインレッドの心(島津亜矢)
https://www.youtube.com/watch?v=rv7SzvCcrzU