高麗民主共和国。

簡単に言えば、北朝鮮が提唱している朝鮮半島統一後の国家の名称のことです。これだけならさしたる驚きがあるわけではないのですが、この概念が、以前にこのブログに書きましたように、中国の瀋陽軍管区まで含んでいることにあります。瀋陽軍管区とは、旧満州の南側、北朝鮮と接している地域です。

そして、さらなる問題は、この概念はいくらでも拡張できることに注意しなくてはなりません。今回の北朝鮮による世界に対する核恫喝をこの拡大高麗民主共和国の達成に使える前例となってしまう可能性があるからです。

それだけに、日本もアメリカも、おそらくは中国も警戒はしているわけです。もっとも、中国首脳部は、瀋陽軍管区の反乱を恐れて、露骨に抑えることができない状況でもあります。と、いうのも、瀋陽軍管区は、中国の7つの軍管区の中で、最大の軍事力を保有しているからです。ここで、瀋陽軍管区というのはどういうものかと言いますと、以下の記事にその一端が表されています。

https://www.sankei.com/premium/news/170814/prm1708140006-n5.html

習近平氏が人民解放軍瀋陽軍区」に怯えている! 核の原料・技術を平壌に流す?最精強集団”

簡単に言えば、足利幕府に対する戦国大名のようなものになっている。と、いうことでしょう。瀋陽軍管区は、朝鮮族も多く居住するところですが、そんなところに、北朝鮮が核保有を認められれば、朝鮮族は核保有民族国家として独立、人口1億超の巨大国家が誕生することになるわけです。国際社会において、韓国の残忍さと道徳観のなさ、北朝鮮の犯罪性と裏切りの伝統から考えれば、核を持った高麗連邦がやりたい放題になるのは目に見えていて、核恫喝など朝飯前ということになるでしょう。

今回の会談においては、米国が北朝鮮の核保有を認めるにはハードルが高すぎる大きな理由の一つがこの高麗民主共和国にあると思います。しかしながら、もしもできてしまったら、悪夢であると同時に、日本はいっそうの軍拡にまい進しなくてはなりませんので、短期的にはともかくも、少し長い目で見れば、東証にとっては、良い結果をもたらす可能性はありますけどね。

さて、今日の東証は上昇しました。明日の米朝会談の結果が、東証に良いインパクトを与えることを期待したいとは、思います。対処に変更はありません。

<今日までのところの基本的な対処>

中期
<買い方>試し買い・現物・総資金の30%まで。ただし、1部市場の方が良さそう。半身の姿勢で。

https://www.youtube.com/watch?v=w4gLVhajIWA