戻りの加減がどうなるか?

今日の東証は急落しました。下げの幅からして短期的な底は出したか?あるいは、短期的な底が近い状態とは言えます。

問題は、その後の展開です。おそらく、一度戻ってから、再び下げて、今日の底値付近かそれより上の水準で止まるWボトムを作れるかどうか?にかかっていて、もしも、月末の水準が、先の中長期的保合を下抜けた水準にならないかどうかが重要ですね。

もしも、たくさん保有(例えば現物・総資金100%)している人は、ひとまず2/3〜半分くらいにまではしておいて、少し心理的に余裕を持たせることが大事だと思います。もちろん、信用の人はもっと削減の必要があると思います。また、心理的に耐えられるくらいの限定的なポジション量の人は、そのまま、様子見でも良いと思います。簡単に言えば、相場を見ていられるだけのポジション量に落とせ。と、いうことですね。

こんなときは、ブルーな気分にはなってしまい、茫然自失となったりもするのですが、相場ではこんなことはけっこうあるものです。これも一つの大事な経験のうちでもあるわけで、こういうときこそ、どういう投資行動がベストかを良く考えることが、みなさんのスキルを上げる一助となると思います。

さて、今後さらに米国株が下げれば、FRB金利を引き下げる方向で調整すると思いますが、問題なのは、日銀にはたいして手段が残されていないことです。やれるのは政府の財政支出しかなく、実質的な国債の日銀引き受けによる需要創出政策しか残されていません。それを実行するには、株価が相当程度落ち込むか戦争などの、緊急事態にならないと、できないかもしれないのですよね。そこが痛いところです。

対処には変更ありませんが、総資金の10%までしか買いポジがない状態なら、全面撤退して出直しても良いと思います。米国では、日本時間の今晩、木曜日の相場が始まります。木曜日といえば、1929年10月24日の”暗黒の木曜日”を思い出しますよね。

繰り返しになりますが、こんなときでも、相場を見ることだけは続けて欲しいと思います。今回の経験は、多くの投資家には、いずれ、血となり肉となるものでもあります。嫌気がさして見なくなってしまうのが今後のトレードにおいては、もっとも、もったいない話です。

<今日までのところの基本的な対処>

長期
<買い方>様子見。

中期
<買い方>総資金の10%まで。一度、総撤退、出直しもあり。

Crazy Crazy(星野源 cover)
https://www.youtube.com/watch?v=XphpOL2kB2w