トランプ。壁にこだわる。
今週のTOPIX罫線は、陽線になりました。
戻りが継続していますが、未だに週足チャートは上昇トレンドに回帰した、とは、言い難いチャートにはなっています。来週は、米国による中国への制裁が緩むかも？の期待もあって、上値トライとはなりそうですが、トレンドを覆すための最低条件である、赤で示した抵抗線を越えられるかどうか？と、いう展開にはなると思います。
ところで、最近。気になるのが、米国の一部政府機関閉鎖が長期化していることですね。政府機関の閉鎖そのものは珍しいことではないのですが、今回の閉鎖の期間は、今までの最長記録となっており、影響が懸念されています。理由はトランプが国境に壁を作ることに固執していて予算を分捕りたいが、議会が、それを認めない、と、いう動きがあって対立した結果ですが、何ともなー、と、いう感じです。トランプにとっては壁は公約なので大事なのでしょうが、壁で株が下がってしまったら、元も子もないですよね。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-01-17/PLEGJP6VDKHX01
まー、株価に本格的に影響が出始めたら、議会も大統領も適当な妥協をするのでしょうが、一旦、トレンドを崩した相場が、過剰反応した結果、経済を悪化させてしまう可能性はありますので、注意して見ておいた方が良いと思います。日本株も中国への制裁が緩むかも？の期待で戻っていますが、その方向性が一気に逆転するかもしれないので。。。と、いうことですね。
逆に言えば、政府機関の閉鎖が長引く可能性が高いので、先日、権限のほとんどないムニューシン財務長官が中国への制裁関税を撤廃せよ。と、わざと発言したのかもしれません。結果、米国株は戻りましたけどね。
https://jp.reuters.com/article/usa-trade-china-mnuchin-idJPL3N1ZH4LW?il=0
したがって、対処の変更もしないでおこうとは、思います。良い週末を。
＜今日までのところの基本的な対処＞
長期
＜買い方＞様子見。
中期
＜買い方＞様子見。
＜売り方＞様子見。短期でなら、売り方はありだと思います。
RIVER（石井竜也）
https://www.youtube.com/watch?v=GavV0EK-Xt8
