暴落の彼方に見えるもの。

今日の東証は大きく下げました。それにしても、ひどい下げですね。暴落と言うにふさわしい下げです。市場はさらなる追加緩和を要求しているのでしょうね。

一方、その割には、REIT指数はTOPIXほどには下げてはいません。そのため個人的には底打ち近しの可能性もある程度感じてはいます。今日は急落していますので、良い機会ととらえて、この相場の底打ちを予想してみたいと思います。もちろん、あくまで予想ですから、確定ではありません。それに、予想は基本当たらない、と、いうこともありますので、話半分で、お願いします。

さて、今日はREIT指数とTOPIXの重要な高値と安値にどれくらいのタイムラグがあるのか?最近の傾向を調べてみました。

<前:REIT指数・後:TOPIX

<1>東北震災後の安値

2011/11 2012/06 タイムラグ8月(両端入れ)

この後、アベノミクスが始まります。

<2>アベノミクスでの最初の上昇

2013/04 2013/05 タイムラグ2月

<3>アベノミクス最初の調整での安値

2013/05 2013/06 タイムラグ2月

<4>直近の高値

2015/01 2015/08(2015/06) タイムラグ8月(もしくは6月)

<5>直近安値

2015/09 (TOPIXは?)

最近は、両端入れで、最大で8月のタイムラグが存在します。

今回は2015年9月において、REIT指数が安値を形成していて、形的には一応2点底の形ですので、かなりはっきりした底形成にはなっています。REIT指数の直近安値から数えれば6月が経過しています。そうなると、最近の経験則なら、TOPIXは、2016年4月までに底打ち反転するのでは?と、期待はしています。おりしも今年は参議院選挙もあり、ここで、安倍政権は消費税の見送りを決めることを争点とするのではないか?と、いう話もありますので、何らかの景気対策を打ってきた上で、それを見てから?と、いう大義名分を作ってからの延期になるのではないでしょうか?

ただ、どうなるにしても、効果的な追加対策が本格的な上昇トレンドに回帰する条件のような気はしています。高橋是清の総需要政策なら間違いないと思うんですけどね。おそらく、先日の日銀緩和は、その最初でしょう。この後、政府の対策と場合によってはさらなる日銀緩和があるのかもしれません。そして、各国のTPPが批准、TPPの発効となって、アベノミクスの完成となるじゃないでしょうか?

もっとも先のことはわかりませんので、現在は中長期買い方の人ははタイミング待ちという方針にはしています。それの方が無難でしょうね。

ところで、アメリカはじっと我慢の子のようですけど、QE4再開した方がいいんじゃないでしょうかねー。

月光花Machico
https://www.youtube.com/watch?v=krwJpgR-5Ok