REIT指数、崩れる。

預言詩 9,44
逃げよ逃げよ、すべてのジュネーブから逃げ出せ
黄金のサチュルヌは鉄に変わるだろう。
巨大な光の反対のものがすべてを絶滅する
その前に大いなる空(天)は前兆を示すだろうが

これご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、昔、流行ったノストラダムスの大予言の中の有名な四行詩の一つです。

この詩が、最近のマーケットからの資金逃避のことを言っているように思えてなりません。ジュネーブと言えば金融都市ですからね。また、サチュルヌというのは、子供に討たれる神様のことだそうですが、現代流に解釈すると、錬金術のことを言っている、と、いう説があります。錬金術は全てを金に変える術ですが、そんなことが可能になれば、金そのものに価値がなくなってしまいます。錬金術で作った金に、元の金の価値もやられてしまう、そういう意味がある、と、する説です。

まさに過剰生産の原油そのものです。そして、量的緩和でばら撒かれるマネーそのものもいずれはそうなる運命かもしれません。そもそも、利息が利息を生む複利のシステムこそが、通貨の価値を減じてしまうことになります。また、過剰に発行された株式・国債が今淘汰の真っ最中なのかも知れません。

ま、今日の小ネタは以上です。

どうも、REIT指数のチャートも悪化してきたようです。最後の頼みの綱だったのですけど。。。したがって、昨日までの方針は全て白紙にせざるおえなくなりました。

さて、今日の東証も大幅続落です。底はやはり3〜4月くらい?という考えに変更はないのですが、仮にそうであっても、近いのは日柄の話で、価格水準的なものは、かなりの下かも知れませんので、判断の遅れは許されない、と、いうことは考えておくべきでしょう。そして、底と言ってもREIT指数の悪化が本格的ならば、その底は中間底かもしれませんので、その辺りは注意すべき点です。

そういうわけで、短期売買で、しかも、売り方に重点を置いた投資に対処を絞ろうと思います。中長期買い方タイミング待ちの件は、ずっと先になる可能性もあります。ただ、短期に絞っているのは、強力な対策が逐一出てくる可能性もあって、中期以上のポジションを売り方でとるのはリスクが大きいという判断からです。もはや手段は打ち尽くしたかのような異常事態なら、原則、法で禁止されている高橋是清のやった国債の日銀引き受けによる公共投資の政策が出てくる可能性はありますからね。

明日は祝日ですが、とても祝えない気分の方もいらっしゃるかも知れませんが、ここは英気を養って、次の一歩のための行動を起こすときだと思います。

表裏一体(ゆず)
https://www.youtube.com/watch?v=eKoD2CRr_KA