消費税増税の延期だけでは駄目な模様。

2884(19898年)---1379(2016年5月31日)

TOPIXは、27年経過しても、史上最高値の半分にも満たないところで推移しています。

米国でも1929年のバブルがはじけてから、25年後の1954年には、米国バブル時の史上最高値を奪回しています。

日本株は、27年経過しても、未だ半分以下とは驚きの展開です。たしかに、米国の場合は、途中、世界大戦をはさんでいますので、この世界大戦が大きな破壊をする一方で、新規投資を増大させて、株価に貢献したのは事実ですが、日本株はあまりにも底練りが長すぎるようには思います。

アメリカのペースでの回復と同じなら、いまごろ、日経平均にして4万円を超えていなければならないわけです。

どこかで、日本株の急激なキャッチアップがあってしかるべきではないか?そんな期待はあるのですが、現実はどうなりますかねぇ〜。

さて、今日の東証は下げました。ちょっと、ここに来ての下げとしては厳しいものになりました。

円高に振れたことが大きな要因でしょうが、消費税増税を延期しただけでは不十分!と、いうのが市場の答えなのでしょうね。おそらく、為替市場も株式市場も補正予算に対する言及がもっと具体的な形で出てくると、期待しての推移だったのだと思います。

せっかく、週足ベースで抵抗帯にトライして抜けかかっていたのですが、どうやら、再び押し戻されてしまったようです。チャートからも、消費税増税の延期だけでは。。。と、いう、感じですね。

唯一の救いは、全体相場が大崩れするのなら、J-REITが先導的に崩れることが良くあるのですが、そうなっているわけではないことです。

アベノミクス失敗の烙印を完全に押される前に、政府はいずれかの手を打つことになるのでしょうが、早くやらないとマーケットは待ってくれませんからね。日銀はマーケットを重要視しているはずですから、6月の日銀政策決定会合では、追加緩和をやる、と、考えるのが普通ですが、前回、期待だけが盛り上がって、実際は何もない、なんてことがありましたので、これも蓋を開けてみなければわかりません。

そういうわけで、中長期投資としては、今日も対処に変更なしです。

渚(スピッツ
https://www.youtube.com/watch?v=B7T4NNNWeHg