追加金融緩和なし、を。織り込みにかかる相場。

バブル崩壊以後、日本の年間でのがインフレ率が、初めてマイナスを記録したのは、1995年です。

この年をデフレ元年とすれば、なんと、20年以上もデフレが継続していることになります。

昔、近所には、個人商店がかなりあったのですが、だんだん姿を消し、大規模店に変わって行った流れは、商品価格が上昇しないので、人件費を削って生産性を上げた結果のなれの果てでしょうね。人件費の高い個人商店はやってけないわけで、正社員も減って、非正規が増えたのもうなずける展開です。アメリカの圧力に屈して、大規模小売店舗法を緩和しちゃった影響がそれに拍車をかけた、と、いう事情もありますけど、生産性を上げる、ってことは、正規社員を減らすってことにつなながってますね。非効率っていうのは無駄を多くすることで、デフレを抑制する側面もあったわけです。今後はロボットの導入でさらなる人件費の圧縮が生じて、何らかの対策をしないと、まずいでしょうね。

一方で、日本の対外純資産世界一位も20年以上継続しています。

まー簡単に言えば、日本企業や日本人が稼いだ金は、他国に資産を作るために使われている、と、いう話ですよねー。まったく、どうなっているのやら、ですね。

さて、相場は日銀が何もしない、ことを織り込み始めたようですね。追加金融緩和への慎重論が強い、と、いうニュースが出てきているようで、今回も期待はずれに終わるのかもしれない、と、いうことのようです。

実際には、どうなるかはわかりませんが、あまり期待しない方が良いかもしれませんが、マーケットが下落を始めると、それを見て設備投資や起業の勢いが停滞する側面もありますので、景気の失速を助長しかねませんので、それを座してほったらかしに日銀はするのでしょうかねー。まー、あまのじゃくの黒田総裁ですから、なきにしもあらずなところがやっかいなところですし、参議院選挙にも影響しますよね。

したがって、中長期売買としては、対処は少量の玉は保有するものの、様子見にするしかなさそうです。

This Is Love(宇多田ヒカル
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