日銀総裁へのインタヴュー。
産経新聞の日銀総裁へのインタビューによりますと、
”日銀が9月20−21日の金融政策決定会合で行うとしている「総括的な検証」を踏まえ、その時点の経済・金融情勢を議論し、必要な場合には躊躇(ちゅうちょ)なく追加的な緩和措置を講じる可能性は十分ある”
と、答えたそうです。
大方のエコノミストの話ですと、もはや、異次元の量的緩和(マイナス金利付き量的緩和)、と、いう従来から日銀が言っている方策の中では、もはや弾は残っていない、と、いう見方が多いようです。
もっとも、ヘリマネが残っていますが、これは行われないだろう?と、いう見方が大勢を占めているようではあります。
この通りなら、ETFの買い増しくらいしかないわけで、ETFを年間50兆円買うとか言うなら、株価も騰がるでしょうけど、年間10兆円に増加させたくらいでは限定的な影響ではないか?とは、考えています。そもそも、日銀が相場に介入するなどは、もっての他ですから、大きなETF買いはあってはならないのではないでしょうか?
このETF買いを続けると、インフレが顕著に生じ始めたときに、急激に引き締めをせざるおえず、そこまで日銀のETF買いで膨らみ切った相場に対して、外国人が何をしかけてくるか?トレードには乱降下はおいしいわけですが、日本経済の先行き暗いものとなってしまいます。
この場合、万策尽きた、と、いう話になって、9月に総括的検証、と、いうのは、総裁の夏休みをとるための方便でしかなくなってしまうわけです。もちろん、サプライズ好きの黒田総裁のこと、ヘリマネのための長期国債の市場放出の永久凍結を宣言する可能性は、個人的にはある、と、考えてはいるのですけどね。
一体、日銀はどうするつもりなのでしょうか?
さて、今日の東証は、戻し気味に推移し、一時は前日比でプラスとなった場面もあったのですが、後場、急激に売られて元に戻りました。対処に変化はありません。
ところで、昨日のリオの閉会式、安倍マリオが好評価だったようです。東京オリンピックの行進曲はアニメとかゲームのBGMが使われるかもしれません。ちなみに、日本のアニメ・ゲームカルチャー資産は物凄い量ですねー。東京オリンピックでは、こうした日本カルチャーの見本市になりそうな予感もあります。
と、いうわけで、今日はFFの曲から。
Eyes On Me(フェイ・ウォン)
https://www.youtube.com/watch?v=shJlrlNlcSw