下がらないけどなかなか上がらない。

日銀の政策は不発であったことは、誰の目にも明らかでしょう。

今後に期待するしかありませんが、このところずっと不発続きですね。黒田総裁の任期も、それほど長くありません。黒田総裁とは異なる考え方の人、例えば、白川前総裁のような人がなれば、金融引き締めもしかねませんので怖いところです。

さて、恨み節を言っても仕方ないのですが、このままでは日銀のETF買いの実弾も減って、どうにもならなくなるのは目に見えています。ヘリマネ導入なら、会心の一撃にはなるでしょうが、それは考えていないようですので、どうにもなりません。

相場はしばらく保合いが続いたまま、じり貧?と、いう、一番嫌なパターンに入りそうで投資家としてはつまらない相場が続きそうです。アメリカ景気も良くならない。日本の財政出動も中途半端、TPPは頓挫しかかっている、起爆剤がありません。そして、11月にはトランプ大統領が誕生するかもしれず、これは、まずい方向ですねー。せめて、TPPだけでも発効してくれれば。。。とは、思いますが。

そもそも、異次元緩和を始めた黒田総裁が、中途半端で任期切れ、なんてのは、無責任の極みです。任期中にヘリマネやって完成させて欲しいものです。2年で物価2%がお約束だったはずです。黒田総裁の任期は、あと2年もありません。ヘリマネだって異次元緩和の一種、と、いう見方もできます。

戦後、世界は生産力が各段に増して、物が余るようになりました。逆に、消費が足りないのでデフレになります。消費をつけるには賃金を上げるべき、と、いう論理は正しいですが、一方で消費者が増えないと賃金を上げるための企業の売上が伸びません。結局、消費者をたくさん作ってから、企業業績を上げざるおえません。ヘリマネはそれに応えるものなんですけどね。

さて、今日の東証は安く始まり戻して終了しました。円高進行、と、いう、いつもの話で下げましたが、日銀ETF買いで戻したのでしょうね。朝方の下げは、日銀が金融緩和というより、先日、金融引き締めのようなことをしていますので、当然と言えば当然です。もう、日銀が株式を吸い上げてしまえばよいと思います。浮動株も70%弱はあるのですから、これが50%くらいになっても、何とか相場にはなるでしょう。中国なんては、30%くらいの浮動株だったと思います。

対処には変更ありませんが、こんな相場が続きそうですね。

Sweet Memories松田聖子
https://www.youtube.com/watch?v=sOvheB_RTlg