9月日銀短観。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASGF04H02_U6A001C1MM0000/

日銀の9月短観が昨日発表されました。

「日銀が4日発表した9月時点の企業の物価見通しは、全規模全産業の1年後の消費者物価指数(CPI)が前年比0.6%上昇となった。前回の6月調査時点より0.1ポイント低下。低下は5四半期連続で2014年3月の調査開始以来、過去最低水準を更新した。(抜粋)」

学生時代は、勉強の結果もさることながら、努力し続けることの大切さを多く学びますが、社会に出ると、結局は結果を求められます。

日銀に結果を求めるのは酷なのでしょうけど、結果が伴わないなら、結果が出るまで政策を繰り出し続けるしかありません。日銀は学生気分で仕事をしてるわけじゃないですよね。

もちろん、政府も同じことです。

デフレに陥っているのなら需要を作ってやるしかありません。需給ギャップがあるなら、それを解消してやるしかありません。昔は戦争で解決しましたが、今はそれがコスト的に見合わないほどの破壊を生むことをみんな自覚していますから、基本的には大きな戦争はやりませんので、政策で需要を喚起する以外にないわけです。

時代が進むにしたがって、大量に物を生産することが容易になってきますので、デフレにはなりやすい素地ができあがっています。昔とは違うわけです。それに見合った効果的なマネーストック(市場ですぐ使われる性質のお金の量)を一定以上作れなければ、じり貧に陥るわけでっす。

ヘリマネを政府・日銀のフォーマルな政策として、財政・金融政策の中に組み込むべきだと思います。そうしないと、供給力は需要に合わせて縮小し、その縮小がさらなる需要減退を起こします。失業の増大と社会保障費の増大につながって、税収が落ち込み。。。の悪循環のループとなって行きます。

その先には、生産力が落ち込んだところに、量的緩和で溢れかえったマネーだけが残り、それこそハイパーインフレへ突き進んで行く顛末となるのではないでしょうか?生産力が残っているうちに決断すべきだと思います。

さて、今日の東証は上昇しました。対処に変更はありません。まだ、保合の中の動きでしょう。

Don't you see!(ZARD
https://www.youtube.com/watch?v=Qscyqf0g5Q8