10月31日(月)・11月 1日(火)

これは、次の日銀政策決定会合の日程なのですが、毎回、期待はするのですが決定打が出ないうちに、ちまたでは、打つ手は残ってない風の論調も出ています。

そして、物価見通しは下方修正されてます。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDF14H0A_U6A011C1EA2000/

まー、マイナス金利の深堀・拡大は、銀行が文句を言うでしょうし、80兆円ペースの国債買いについては、量から金利へと、政策を変えたわけですし、これ以上増やしても、市場の国債がなくなってしまうだけの話です。

一方で、黒田総裁は自身の発言で、ヘリマネは否定していますので、少なくとも、表向き、あからさまなヘリマネやるぞ!発言は期待できませんよね。

そうなると、日銀の次の一手で効果的なものは一体何なのでしょうか?予想が困難です。通常は次の追加緩和はどんなものか?あっちこっちで議論が始まるわけですが、今回に限っては、何かやるべき、と、いう思いはみんな共通しているのでしょうが、どういうものが出てくるのか?と、いう記事はあまり多くなく、ごく少数意見としてマイナス金利の深堀りがあげられている程度です。むしろ、やってはいけない、なんて人も出てくる始末です。

と、いうか、こんな記事まで出ています。

http://www.nikkei.com/article/DGXLZO08473280X11C16A0EN2000/

「黒田日銀は「死に体」? 追加緩和観測、大きく後退」

期待値ゼロですね。

個人的には、遊休地をかき集めて民間にファンドでも作ってもらい、そのファンドを日銀が買い上げたらいいのじゃないか?とは思ってます。日銀法の改正がいるのかどうかは知りませんが、土地価格を上昇させれば、担保価値が上昇して銀行貸出は増加するはずです。収益見通しの甘い事業を起こそうとしている人でも担保を持っていれば、銀行は貸してくれるはずですから、土地価格が上昇するなら、担保価値の上昇分の何割かは貸出が増え、市中に金が回るようになるはずです。もっとも、これは証券担保ローンを刺激する、と、いう意味では、ETF買いでもそれなりの効果はあると思いますけど。

また、土地を売った企業・個人はそのキャッシュを銀行に預けるわけですが、銀行はそれを日銀当座預金に預けるとマイナス金利適用ですから、別の何かで運用しなくちゃなりません。株に向かうか外債に向かうか?そんなところでしょうね。株に向かえば、万歳ですし、外債に向かえば円安要因で万歳です。

いわば、事業版サブプライムローンって感じで、あまり良いとは言えませんが、景気を浮揚するためには、甘い収益計画の事業をたくさん立ち上げることで、少なくとも、一時的には景気は浮揚されます。その後、土地価格を維持すれば、それなりの景気維持効果はあるでしょう。

ってなことを個人的に考えてしまうくらい、日銀は行き詰ってますよねー。

もっとも、こんなときにサプライズ演出してみたい欲求にかられるのが黒田さんでもあると思います。いっそのこと、年間30兆円くらい株でも買う宣言出しますか?株は下がらない神話を作って、1億総投資家政策でどうでしょうか?黒田さん。今はだーれも、日銀に期待していない絶好のチャンスですよ。

さて、今日の東証は小動きでした。いつまでこんな相場が続くのやら。。。ですね。対処に変更はありません。

春夏秋冬(ヒルクライム
https://www.youtube.com/watch?v=Sl-BDzmORX0