今日の夜は、FOMC。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASB7IAA05_S6A101C1000000/

「(抜粋)政策が見通しづらいトランプ氏の勝利の可能性が意識され、運用リスクを避ける目的の売りが出た。」

たしかに、トランプ(以下敬称略)の政策は読みにくい、と、いうより、壁を作るだの、日本から米軍撤退だの、アメリカ経済の根幹を揺るがす可能性のあることを平気で主張する状況なので、市場はとまどってしまいます。

もちろん、大統領になれば、それなりのブレーンがつきますので、滅茶苦茶にはならないと信じていますけど、一抹の不安はあるわけです。

ついこの前までは、トランプの過去の失言で、クリントン(以下敬称略)がかなりリードしていたのですが、ここに来てFRBが例のメール問題について新たな証拠を見つけてしまったようです。

内容は以下のページにありますが、詳細は明らかにされていないようです。

http://jp.wsj.com/articles/SB10200540860194693704004582409024126687782

とにかく、クリントンは、中国との結びつきも噂されたこともありますので、アメリカ国内にはクリントンをどうしても大統領にさせたくない人たちは多いでしょうし、日本にとっても、トランプとは別の問題として、大きな問題があることも事実ではあります。

では、トランプの基本政策はどのようなものと予想されるのでしょうか?以下のような予想がなされています。

http://diamond.jp/articles/-/90700

簡単に言うと、日本に厳しいトランプ。アジア重視のクリントン、と、いうところでしょうか?もっとも、実際に大統領になると、がらりと変わるケースもあるようで、一概に言えない、と、いうところでしょうか?

で、このトランプが大統領になった場合、日本に軍事力の増強を求めてくる可能性があるわけですが、もしかすると、それって、ヘリマネでやることになるかもしれませんので、あながち、日本株に悪い、と、いうわけでもないでしょう。むしろ、個人的にはこのデフレ地獄から脱出するきっかけがトランプ大統領の誕生になるかもしれない、と、期待しているところもあります。

すでに国債の実質的な引き受け手のうち、最大主体は日銀になっており、後は、政府が大幅な増発を志向するだけで、ヘリマネが始まります。そこにインパクトを与えるのがトランプとなる可能性はあり、日本はそれにこれ幸いと、乗っかる可能性大です。

選挙には風、と、いうものが必要です。この大統領選挙においては泡沫候補だったはずのトランプがあれよあれよと、予備選を勝ち抜いて共和党候補になり、過去の失言はかなり致命的であるにも関わらず、都合良くFBIの捜査がクリントンに及び、支持率が拮抗状態になってしまいました。風は確実にトランプに追い風となっています。

さて、今日の東証ですが、米国FOMCの利上げの噂と、このトランプ大統領誕生の可能性に大きく反応しまして、比較的、大きな下げになりました。

対処に変更ありません。しかし、相変わらずの相場ですね。起爆剤がありません。

白い季節(MISIA
https://www.youtube.com/watch?v=7jVu9CddXxo