2016年を振り返って。

あけましておめでとうございます。今日は年初ということもありまして、2016年を振り返ってみようと思います。

2016年は、1月の始めから、1/4 582円安・1/5  76円安・1/6 182円安、と、3日連続で下落しました。ジンクスでは、年初の3連続下げは年を通じて良くない、と、いう通り、1月・2月とも大きな陰線となりました。ちなみにこのときのドル円は118円台で株価18000円台でしたので、為替から見た株価は今の方が高いと言えるでしょう。

その後、株価は2月で最初の底打ちとなりました。この景気や株価の状況に、日銀はマイナス金利導入を発表したのもこのころですが、効果的な政策とはなりませんでした。

この後、株価は3・4・5・6・7月と底を這ったような動きとなっていきます。その結果、7月の金融政策決定会合では、ETFの買い増し、と、いう形での追加金融緩和になりましたが、これも、あまりに小さめの政策であったのと、マイナス金利の深堀を市場では予測する向きも多く、期待はずれでしたので、もはや、日銀に打つ手なし論が大きくなって行きました。

9月に入ると日銀は質的な部分を重視した、量的・質的金融緩和政策に変更をしてきました。この政策もそもそも、何をしたいのか?市場も消化が困難な状況で、ETF買いによる下支えが市場の頼みとなってしまっており、現実を変えることはできませんでした。また、政府による、追加経済対策もありましたが、真水の部分が足りなさ過ぎて、市場へのインパクトはあまり大きくはありませんでした。

相場が顕著に動き出したのは11月からです。まさかのトランプ大統領誕生で、相場は一時的に急落したものの、トランプ政策の目玉である公共投資の大幅増額が円安を顕著に引き出し、結果的に年末高となりました。

さて、この状況を踏まえれば、新年においても、トランプ政策がどうなるか?が、市場に与えるインパクトとしては、非常に大きな部分を占めるのは必定でしょう。新年からが、トランプ大統領の一挙手一投足に焦点をあてながらの投資となりそうな予感ですね。

明日からいよいよ2017年大発会。今年同様、皆様のご武運をお祈りしております。

今年もよろしくお願いいたします。

藍(スキマスイッチ
https://www.youtube.com/watch?v=by_QqXecaFk