未だに、わけのわからないトランプ政策。

実際のところ、何をしたいのか?全く良くわからない政権です。まだ、蓋は開いていないわけですが、すべての主張が、感情の赴くままになされているような感じさえ見受けられます。閣僚になる予定の人間の意見はバラバラに近く、財政支出を増やすと言いながら、財政の出どころが不明確ですし、偉大なアメリカを作ると言いながら、アメリカだけ良ければそれで良い、と、いう始末です。そもそも、アメリカ主導でTPPを策定し、政権が変わったら反故にする、なんてことになると、信義の問題にもなります。この状況で、アメリカに敬意を払わせるようにするなんて無理、そんな気さえします。

アメリカは各国がドルに敬意を払っているからこその今の繁栄がアメリカにあるわけですから、このドルに敬意を払わせるには、軍事力の増強しかなくなくなってしまいかねません。が、しかし、一方で各国に経費を負担させようとしています。アメリカのために日本に米軍が駐留していることをトランプは知らないようです。この状態では各国が経費負担を増やすくらいなら、各国が独自の軍事力を増強した方が良い、と、いう選択になりかねません。そのとき、ドルの地位が現在の地位を維持できるとは到底思えません。

行きつくところは、どうなんでしょうか?ドルの急落と米国金利の暴騰でしょう。

結局、財政支出を八方美人的に増大させて、赤字の垂れ流しだけで、終了するのか?アメリカ分裂か?と、いうところでしょうねー。まーそれでも株価は一時的には上がる見込みはありますから、そこまで、買い方でとって、崩壊で下げでとる、と、いう感じで考えておけば良いのかもしれませんね。まー、大統領就任式の後に、政策的な詳細が語られるのでしょうから、それが楽しみでもあり、ちょっと、危惧する面もあり、ですね。

さて、このところの東証は、やや、下方向への調整となっていますが、もしも、大勢下降トレンドならば、下方向への動きは急激な動き。戻りは緩慢になるのですが、最近の動きは、水準こそあまり変わらないで保合なのですが、上に行くときは急激にどん!と上がり、だらだら下げる展開で、保合になっています。と、いうことは、まだ、長期的に上方向への力はそれなりに残っている、と、いう考えではいます。

したがって、現状の動きは、下降トレンドへの序曲というよりは、上昇の途中の一服ではないか?そういう考えです。

そういうわけで、対処に変更はありません。

眠り姫(Acid Black Cherry
https://www.youtube.com/watch?v=EBxQ9bvD8J0