戦争なら、かなりやばそう。

今週のTOPIXチャートは、ココ。

今週のTOPIX週足は、陰線になりました。これで5連続陰線ですね。普通なら、来週以降、一旦は自律反発しやすい日柄となるはずですが、場合が場合ですから、アメリカが拳を引っ込めるに、十分な結果がなければ、自律反発があっても、それほど大きなものになるとは、考えにくいです。

さて、今日は日本をターゲットにしている、北朝鮮保有のノドン・ムスダンミサイル及び新型ミサイルと、潜水艦発射型の北極星1号について、実際のところ、どれくらいの被害をもたらすのか?検討してみようと思います。

まずは、ノドンのミサイルのスペックから。

重量:16,250kg
全長:16m
直径:最大1.35m

射程:1,500-2,000km
精度:CEP2,000m 190-250m説あり

弾頭:核弾頭 12-50kt・生物弾頭・化学弾頭
炸薬量:1,200 kg

エンジン:液体燃料ロケット
推進剤:常温保存液体燃料

誘導方式:慣性航法装置

発射:特殊車両 MAZ 543P・地下サイロ

このミサイルは液体燃料ですから、発射準備までに時間がかかります。つまり、発射の兆候はある程度つかめることから、米軍の先制攻撃でそれなりにつぶせる可能性が高い、と、いうことになります。加えて、日本海にいる自衛隊・米軍のイージス艦による迎撃と、地上発射型の迎撃用ミサイルの二段構えでの迎撃になりますので、ノドンについては、かなり撃墜でき、かなりの被害を食い止められそう、と、安堵していたのですが、実際は、ミサイルの発射台が、車両ですから、移動してしまい場所が特定できない、と、いうわけです。つまり、深刻なレベルの脅威となるようです。

次にムスダンミサイルですが、スペックはほぼ、ノドンと同じですから、こちらも、同じくです。

さらに問題なのは新型の固体燃料を使ったミサイルです。これはスペックが良くわかっていません。このミサイルですと、事前の探知は不可能で、いったい保有量がどれくらいあるのかもわかっていませんし、日本に打つ場合は急角度で発射させますので、迎撃高度が高い位置になりがちな上昇途中での迎撃は迎撃ミサイルが届かないために困難です。スピードが増している、落ちてきてからになりますので、イージス艦や地上からの迎撃はやりにくい、と、いうことになります。

もっとも、新型ですから、それほど保有量がない、と、なれば、被害はそれなりですが、保有量が多ければ、日本に甚大な被害が出る恐れがありますし、核弾頭つきなら。。。と、いうことです。

さらに恐ろしいのが、北極星1号です。これは、固体燃料である上に、潜水艦発射型で、日本にとっては脅威です。しかも、核弾頭が装備されている可能性があります。救いは、まだ、完成されていないかもしれない。と、いうものですが、完成されていて、都市のそばまでやってきて、潜水艦から核弾頭付きで発射されたら、脅威です。

北朝鮮の脅威は楽観できるレベルのものではなく、投資家も最悪の事態は頭に入れての投資が必要になってくると思います。最悪というのは投資家にとっては、市場が長期的にクローズしてしまうことです。

被害想定はまともにミサイルが着弾した場合、一説には100万人を超える、と、言われていますが、もっと、多いのかもしれません。そして、多数のミサイルが飛来すれば、放射能の脅威・生物兵器による感染症の脅威・ライフラインの寸断によって、その後の地獄が待っています。物流がストップし、食料・水・医薬品・電力などが不足して、生存が危機にさらされるからです。

最後に最も危ない地域は、神奈川と噂されてはいるようですが、個人的には沖縄も危ないと考えてはいます。そして、核弾頭ならば、日本には数発も落ちれば、どこにいてもいっしょかもしれませんが。。。

最悪を想定すればこんな感じになります。ただし、この場合は、世界中で全面核戦争になる可能性もあり、今回、アメリカが先制攻撃を決断すれば、中国やロシアも一致協力して、北朝鮮を封じることになる可能性もありますが、いろいろ情報を整理すると、絶望的になりますよね。

もはや、相場どころではない、そんな結論になってしまうわけですが、目先の平和のために北朝鮮を野放しにするわけには行かないでしょうね。

自衛隊も参戦??
https://www.youtube.com/watch?v=4JaGgwHJPDQ