政策を実行できないトランプが幸運を招く。
今週のTOPIXは、陽線となりました。チャートは良いです。
実際のところ、トランプ政権誕生で危惧されたのは、保護貿易主義の進展による、実質金利の急上昇でした。
ところが、ふたを開けてみれば、トランプはたいしたことはできていないわけで、結果的に、財政支出の拡大は抑制され、国債の発行の増大も抑制、その影響で、アメリカにおける超金融緩和の出口戦略が可能となりつつあるわけです。
その結果、株価が上がる、と、いう、当初予想された株式暴落は回避された格好になっています。
したがって、変な話ですが、トランプの政策が次々実現され出したら、逆に要注意、とも言えるわけで、これは当初、マスコミが騒いでいた危機へと誘導されてしまうわけです。
しかしながら、株価は生き物ですから、いつかは、トレンド転換を果たすわけです。いつなのかはわからないのですが、長期上昇の最後には、株価は必ず行き過ぎるのであって、この歪みが限界に達するのは、そんなに遠くない未来ではないか?とは、考えています。
トリガーとなるイベントは、北朝鮮問題かロシア関連か中国関連か、はたまた、中東関連か?それは、市場が忘れたころにやってくるのでしょうね。
買い方なら、短期でつなぐしかないようです。引き続き対処の変更はありません。
一番星(タイナカサチ)
https://www.youtube.com/watch?v=Sr4QIbAbBFI